Microsoft 365 Purview の監査ログ保持期間が 180 日に拡大されます

Microsoft 365 の監査ログは通常 90 日分のデータを蓄え、問題発生に対処する考え方となっています。

しかしながらこの 90 日は長いようで短く、大抵の場合別でログを回収しておくような仕組みを用意することが多かったのではないでしょうか。

費用が許せば 1 年のプレミアム監査を有効にするか、さらにオプションの 10 年保管機能を使うというケースもありますが、なかなか手を出すに至らないケースも多いのかと思います。

そんな絶妙な 90 日だった監査ログですが、なんと 180 日に拡大されることが決まったようです。

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/roadmap?WT.mc_id=M365-MVP-5002496&filters=&searchterms=171160

メッセージセンターにも同様の話が記されており、 2023 年 10 月には拡大となるようです。

今のところ Learn では 90 日と書かれていますが、そのうち記述が変わるかと思います。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/purview/audit-solutions-overview?WT.mc_id=M365-MVP-5002496#audit-standard

監査自体は以下の Purview から実行する形になっています。

クラシック検索というタブもありますが、これは 2023 年 10 月で利用できなくなるので、新規検索のほうで調べていくと理解しておけばよいでしょう。

https://compliance.microsoft.com/auditlogsearch?viewid=Async%20Search

監査ログを別で取得していた場合でもこの監査ログ用の検索 UI は使いやすいので、 180 日以内のデータを探す際に利用を検討しておくことをお薦めします。

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