今週も Windows 11 Insider Preview Dev Channel の更新が入っています。
なんだか 2 月後半から一気に加速した感じがありますが、 Windows 11 に対するテコ入れなど、内部的な変化があったのでしょうか。
というわけで今週の更新 Build 22567 を見ていきましょう!
といっても、最近の Insider は A B テストのような形で、すぐに機能が利用できないことも多く今回もほとんどの機能は利用できませんでした汗
先週発表されていたものも利用できなかったので徐々にリリースされてくるのかと思います。
そんな中で見ることのできた機能の一つ、 Smart App Control を見ていきたいと思います。
これは Windows セキュリティの中からアプリとブラウザー コントロールを選択すると表示されます。
この機能は信頼できるアプリのみを起動できるようにするためのもののようで、アプリ版の Smart Screen のような機能みたいです。
Smart Screen はブラウザで動くサイトの危険度を判断して教えてくれる機能ですね。
私の環境で動作を試してみたかったのですが、どうもオンにできませんでした。
これは機能を有効化できる条件が原因だったようです。以下 docs によるとクリーンインストール時にのみ利用できるものとなっていますね。
これは、 Smart App Control が厳しいチェックを行うため、新規インストールでないと使っていたアプリが利用できなく可能性が高いからなのかと思います。
チェックとして、クラウドからそのアプリが問題となっていないかチェックするのですが、その際にコードサインとの突合せも行う機能となっているため、コードサインのないアプリは使えなくなるようなのです。
きちんと機能すればよい感じではありますが、現在の状況と照らし合わせると効果は限定されそうな感じですね。
他、見ることができたのはグループ化アイコンの動きが変化した件です。
Windows ボタンを押下したときにピン留めされたアプリをほかのアプリに重ねるとアイコンが小さく変化するようになっています。
以下はエクスプローラーをペイントに重ねた状態なのですが、ペイントが小さくなり、灰色の枠の中にあるようなイメージに見えますね。グループ化された中に入れるというイメージは伝わってきます。
そのほか、 Windows Update を再生エネルギー利用時に実行するようになる機能、 Microsoft 365 のサブスクリプション情報が設定アプリのアカウントの画面に出る機能、デバイス設定時の Android リンク機能などが挙げられていました。
そのうち利用できるようになると思いますが、待ち遠しいですね。
Windows 11 の次のバージョンは 10 月から 11 月頃に出ると思いますが、機能が確定してくる時期などこれから徐々に判明していくものと思われます。
まだまだ変化があるはずなので楽しみですね!
音楽:月のくじら