Microsoft 365 Whiteboard の OneDrive 保存に関する設定方法が公開されていました

2022 年 1 月の後半にお伝えした Whiteboard リニューアルの件について続報が入ってきました。

Microsoft 365 Whiteboard がリニューアルされます - ()のブログ (hatenablog.com)

新しい Whiteboard では OneDrive for Business にデータが保存されるようになるという話題がありましたが、その設定方法に対する追記ですね。

前回は以下のように Microsoft 365 管理センターにある 設定 - 組織設定 - サービス - Whiteboard に入って OneDrive で新しいホワイトボードの保存を有効にするをチェックすればよいという話をさせていただきました。

https://admin.microsoft.com/?source=applauncher#/Settings/Services

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今回見つけた以下のサポート情報ではこれにプラスして SharePoint Online の PowerShell モジュールを使って以下のコマンドレットを設定する必要があるという内容でした。

Set-SPOTenant -IsWBFluidEnabled $true

https://support.microsoft.com/ja-jp/office/4cc65aa7-812a-4c7c-a50f-991274106286?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

名前からすると Whiteboard の Fluid Framework を有効にするということでしょうか。

この Fluid Framework というのは Ignite 2021 秋で発表された Microsoft Loop の中身です。

ということはこの Whiteboard も Loop の一つとしてカウントされる感じになるのかもしれません。

元々 Loop が発表された時に WhiteboardMicrosoft 365 Apps の共有編集とかぶるなーと思っていたのですが、内部ロジックの置き換えからスタートしていたと考えると自然な感じがしますね。

このコマンドパラメーターは見たことがなかったので、以下のコマンドレットで他にどんなものがあるかチェックしてみました。

Connect-SPOService -Url https://テナント名-admin.sharepoint.com

Get-SPOTenant | select *Fluid*

SharePoint.PowerShell パッケージになるので、インストールしていない場合は以下コマンドレットを先に実行しましょう。

Install-Module -Name Microsoft.Online.SharePoint.PowerShell

このコマンドを実行した結果が以下なのですが、現時点で 3 種類が書かれています。

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Fluid 全体の有効・無効、 Whiteboard 、そしてコラボミーティングノートとあります。

最後のコラボミーティングは何を指しているのでしょうか、、、

名前が近いのはチーム会議の三点リーダーから起動する会議のメモですが、ここにも Fluid が来るのかもしれませんね。

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今はこんな感じで Wiki とあまり変わらないイメージだったのですが、内部ロジックの変更を考えているのかもしれません。

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このコマンドレット群は既定が True なので利用したい場合は特にいじる必要はなさそうですが、覚えておくとよいかもしれません。

音楽:sayonaraba