Windows 10 に搭載されている Microsoft Whiteboard は多数の人と作業を共有する際に活躍する機能です。
特にタッチディスプレイ搭載の PC であれば、手書きで書くこともでき、かつ Web からのアクセスも容易であるため活用されていた方も多いのではないでしょうか。
この Whiteboard は今までデータを固有のストレージ( whiteboard.microsoft.com )に保持していたのですが、 2022 年 4 月には新たに OneDrive for Business をデータストレージとした新 Whiteboard が用意されているようです。
4 月には自動的に新しいアプリに置き換わるのですが、以下の UWP アプリをダウンロードすることで事前に試すことができるようです。
https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2185568
https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2185609
アプリは 2 種用意されており、どちらも OneDrive バージョンとなっているとのこと。
ファイルサイズはどちらも 460 MB 程度ですが、アプリとしては大きめのサイズですね。
この appxbundle という拡張子のファイルをダブルクリックすると新しい Whiteboard をインストールすることができます。
インストールはクリックだけで完了できます。
起動するとプライバシー保護の画面を経て Whiteboard を利用できるようになります。
ただし、この状態では OneDrive for Business にデータは保存されません。 Microsoft 365 管理センターで Whiteboard の OneDrive オプトインを有効化する必要があります。
https://admin.microsoft.com/?source=applauncher#/Settings/Services
設定するとすぐに OneDrive 保存が有効化され、新しい Whiteboard を作成すると OneDrive for Business には Whiteboards というフォルダーが作成されます。
そのほか、共有ボタンを押したときに OneDrive タイプの共有画面が出てくるので、この辺りでも切り替わりの目安になるかと思います。
ちなみにこの新しい Whiteboard で行えることは以下のサイトに記されています。
https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2185598
Windows 11 では初期アプリにいないと思うので、新しい環境の方はあまり利用していないかもしれませんが、 Windows 10 で Whiteboard を活用されている方で共有を考えている場合は組織的に設定を行うべきか検討しておくとよいかと思います。
音楽:モンゴル帝国