最近 SharePoint Online でモダンページとクラシックページを合わせた構成を作っているのですが、それらを同じ場所で扱いうことができないかと考えていました。
そういえば。ということで過去に行った設定でそういったことができることを思い出したので、 2024 年でも同様のことができるか念のため試してみました。
というわけで今回は以下の対応を再度実施してみたいと思います。
Office365 SharePointページにカスタムページをアップロードするには - ()のブログ (hatenablog.com)
まず行うのは SharePoint PowerShell モジュールのインストールとなります。当時は SDK のダウンロードから開始だったのですが、今はリモートインストールができるので、それを活用していきましょう。
以下のコマンドレットで SharePoint 向け PowerShell コマンドレットのインストールを行います。
Install-Module -Name Microsoft.Online.SharePoint.PowerShell -Scope CurrentUser -Force
インストールするとこのような形で次の入力が行えるようになります。
続いて SharePoint Online への接続から設定変更です。
コマンドレットを続けて実行していきます。
Connect-SPOService -Url https://テナント名-admin.sharepoint.com
$siteAddres = "https://テナント名.sharepoint.com/sites/サイト名"
Get-SPOsite $siteAddres | select DenyAddAndCustomizePages
ここまでで事前の状態確認が行えます。 DenyAddAndCustomizePages はカスタムページを許可するかどうかですね。サイトに対して与えるものなのですが、これが与えられていればモダンページを格納するサイトのページライブラリでもファイルをアップロードすることができるというわけです。
この値に 0 を与えると有効になります。
Set-SPOsite $siteAddres -DenyAddAndCustomizePages 0
Get-SPOsite $siteAddres | select DenyAddAndCustomizePages
これで準備は整いました。
続いてサイトページのリンクに入り、左下から「従来の SharePoint の表示に戻す」をクリックしましょう。
これをクリックするとファイルをアップロードするためのインターフェースが表示されるので、ここからアップロードを行います。
アップロードはダイアログで行うのですが、 aspx の拡張子を持った html ファイルをアップロードするようにします。
するとそのまま表示可能なファイルがアップロードされるのです。
この状態であればモダンページとカスタマイズしたページが同じライブラリに同居できますね。
利用するケースは多くないかも知れませんが、覚えておいて損はないので必要になったら活用してみてください!
音楽:元朝秘史