2021 年 1 月にチェックしたコミュニケーションコンプライアンスの機能ですが、 2022 年 4 月末までに面白い機能が追加されるようです。
Microsoft 365 コミュニケーションコンプライアンス機能をご存じでしょうか - ()のブログ (hatenablog.com)
コミュニケーションコンプライアンスの機能はユーザー同士のやり取りの中で、コンプライアンス違反がないかを確認するための機能です。言い換えれば、ヘイトやパワハラ、セクハラなどが発生していないかを監視してくれる機能です。
基本的には問題となりそうな文言を事前登録しておくことでそれを見つけ出すというものとなっているのですが、一部の言語ではトレーニング可能な分類器という AI で関連する文言を探してくれる機能も搭載されています。
以下のように画像は言語を意識しないのですが、文字などは言語依存なんですよね。
ちょっとわかりにくいのですが、サポートされている言語として画面上では見えないものの HTML ソース上では日本語も入っていることが分かります。
この機能に OCR という画像の文字を読み取ってアラートを上げてくれる機能があるのですが、今まではワープロ文字のみが対象となっていました。
4 月末以降は何と手書き文字もチェックできるように OCR 機能がレベルアップするようなのです。
上記がこの機能が記載された docs ですが、 Azure Cognitive Services の Computer Vision を利用している旨が書かれています。
Computer Vision の API を確認すると 2021 年 9 月に英語などの言語で手描きがサポートされているので、これを活用した機能となるのかと思われます。プレビューが取れる感じでしょうね。
というわけで、日本語以外でのスタートとなりますが、コンセプトがとても面白いので、利用可能となったら確認してみたい機能の一つですね!
ただしこの Microsoft 365 E5 系の機能なので確認する場合はライセンスに注意してくださいね。
音楽:三文物理