Windows10がリリースされてから、特に変化が大きかったのはWaaSに代表されるような各種アップデートのあり様が変わったことだと思います。
そんな中で、個人的にインパクトがあると思っていたのが、自動更新されるアップデート群。Teamsもそうなのですが、%appdata%以下にインストールされ、インターネットを介してアップデートが行われるアプリが非常に多くなったことです。
その一つにOneDriveアプリがあるのですが、この度なんとProgram files以下にOneDrive同期クライアントを展開をしてくれるオプションが追加されました。
Install the sync client per machine | Microsoft Docs
この機能を用いれば、共有PCでユーザーがログインするごとに新しいバージョンが展開されるようなことがなくなり、最初の一人が同期クライアントを更新すると、同じPCを利用する全員がアップデートを享受することができる状態になります。
これによって不要なインターネット帯域の利用がなくなるため、VDIなどでの展開で必須要素になるといえるでしょう。
ちなみにProgram filesに展開可能なインストールモジュールは、上記URLの中段、Requirementsの項にあるバージョン番号のリンクにあります。(Insiderモジュールとなります。)
本日時点だと、以下のバージョンですね。
https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2083517
ちなみにOneDriveアプリもWindows10と同じようにリング提供されており、Insider以外に、Productionと、Enterpriseのリングがあります。
これらのリングは以下のURLからモジュールを入手数ることができます。
SCCM を使用して OneDrive アプリを展開する | Microsoft Docs
以下画面の2の部分ですね。
というわけで早速インストールしてみました。
Windows10やOffice2016以降を入れている場合、すでにOneDriveアプリが導入されています。
AppData以下に格納されていますね。
この状態で、コマンドプロンプトに管理者で入り、上記でダウンロードしたInsiderモジュールを/allusersオプションを付けて起動しましょう。
すると以下のようにダイアログが現れ、インストールが開始されます。
しばらくするとProgram filesにMicrosoft OneDriveフォルダができ、インストール完了となります。
この状態でプロセスを見てみると、Program files以下のファイルに置き換わっていることが確認できました。
ちなみにProgram filesにインストールしても、appdata以下にインストールされたファイルは削除されないようですので注意しておきましょう。
音楽:千太郎ドラムソロ1