Windows10 月間のアクティブデバイス数が10億台を突破しました!

Windows 10 リリースから早 4 年半、とうとう稼働中のデバイス数が大台に乗ったようです。

https://blogs.windows.com/windowsexperience/2020/03/16/windows-10-powering-the-world-with-1-billion-monthly-active-devices/

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そう、アクティブデバイス数が 10 億台に達したのです!

世界の人口が 70 億人程度ですから、 7 人に 1 人は Windows10 を使っている計算ですね。 Xbox といったゲームが含まれることもあるのかと思いますが、途方もない数字ですね。

前回 Windows10 の台数に触れたのは 2019 年 3 月でした。

https://mitomoha.hatenablog.com/entry/2019/03/23/023128

ちょうど 1 年で 2 億のデバイスが増えたということになりますね。

前回同様に Story Labs をチェックしてみたところ、 1 billion と数値が出ていました。

https://news.microsoft.com/bythenumbers/en/windowsdevices

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実際この数値は 1 か月のアクティブ数なので、インストールされた台数で考えると更に多くの台数となるのかと思います。

そろそろ Windows10 2004 も控えていますし、 Surface Duo といったデバイスもすぐそこに。まだまだ稼働台数は増えるのかと思います。

この調子で数年後には 15 億台という数値を目指してもらいたいですね!

音楽:Dog fight

Windows10 1709 のサポート期間が半年ほど延長されました

コロナの影響が全米を覆っている状況ですが、 Windows 10 にもその波が押し寄せているようです。 この 4 月に EOS を迎える予定だった Windows 10 1709 Enterprise Edition ですが、 2020 年 4 月 14 日のサーポート終了から 2020 年 10 月 13 日まで、サポート期限が延長されました。

https://aka.ms/blog/1709lifecycle

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残念ながら日本語のライフサイクルシート上はまだ更新がかかっていません。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/13853/windows-lifecycle-fact-sheet

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英語の方では更新がなされていますね。

https://support.microsoft.com/en-us/help/13853/windows-lifecycle-fact-sheet

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周りを見ていても、在宅勤務などで出社を禁止しているケースが散見されているため、バージョンアップのサイクルをまわせていない企業への考慮になるのかと思いますが、この時期にこの考え方はありがたいですね。

増えた猶予をうまく利用し、バージョンアップサイクルを滞りないように進めていくように心がけたいところです。

音楽:賛歌

Microsoft が社内のリモートワークに対する状況を伝えていました

マイクロソフトもコロナ対策で全社的なリモートワークを行っているようなのですが、その結果としてどういった状況になったのかをレポートした記事が上がっていましたので取り上げてみたいと思います。

https://www.microsoft.com/en-us/microsoft-365/blog/2020/03/20/helping-developers-stay-productive-working-remotely/

結論から行くと、リモートワークを始める前後でソースのビルド回数は変わっていないし、日ごとの働き方を見ていると、活動が早い時間から始まって、作業のピークが減り、夕食後にも働くという、時間の有効活用感が見える結果となったようです。

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開発系の職種で、マイクロソフトだからこそできること。という感じなのかもしれませんが、一つ言えるのは、マイクロソフトにもなるとこういった情報を取得しているということですよね。

特に言及されているわけではないのですが、おそらくこの指標は Office365 の Workplace Analytics を利用したのではないかと思います。

Workplace Analytics を利用すると、 Outlook などの利用状況を判断し、行動分析を行うことができます。
Office 365 E5 へのアドオンという形になるので、利用しているところはあまり見たことがないのですが、こうやって分析結果を見せられるとかなり有用に思えてきますね。

気になった方は一度以下のドキュメントを見てみるとよいかもしれません。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/workplace-analytics/index-orig

音楽:Jig

Microsoft Edge 新バージョンのリリースが延期となったようです

new Microsoft Edge は 6 週間ごとに新しいバージョンをリリースするということで、 Beta バージョン、 Dev バージョン、 Canary バージョンが作られています。

が、このコロナの影響でリリースバージョンの延期が決まりました。

延期日程は決まっていませんが、現在のバージョン 80 から 81 のバージョンアップは少し時間がかかるかもしれません。

ニュースリリースとしては以下の内容ですね。

https://blogs.windows.com/msedgedev/2020/03/20/update-stable-channel-releases/

そしてこれが現在のバージョンです。
メジャーアップデートは行われませんが、セキュリティ更新はちゃんと行われるので安心してください。

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ちなみに 2020 年 3 月 24 日現在では、 Beta は予定通り 81 になっていますね。

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Dev は 82 にまで上がっています。

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Canary も 82 で、Dev とはあまり差がないようです。

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Beta バージョンはそのまま更新が続くようなので、大きな問題はなさそうです。

new Microsoft Edge はまだまだ機能が追加され続けているのでその火は絶やさない様にしてもらいたいですね!

音楽:Lion

Windows10 Insider Preview Build 19587リリース

今週も定期リリースは通常通りにリリースされてきました。

Windows10  Insider Fast は 19587 までバージョンが上がってきています。

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今週の更新では、スピーカーの音声をミュートした場合、キーボードのミュート解除を押しても解除しなくなるという修正が入っているようなのですが、当方の環境ではその動作にはなりませんでした。

あとは私が見落としていただけだと思いますが、設定アプリのプライバシーの設定に画面キャプチャの境界線という項目が追加されているみたいです。

ファイルシステムの下に謎の空白があったうえで設定項目があり、カテゴリを分けていきたいのかと推測されます。

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どのあたりがプライバシーと関連するのか、中身を見ただけではわかりませんでしたが、 Fluent Design System などと関連があるのでしょうか。フェードアウトしていく部分のキャプチャは、確かに下にいるアプリの情報が読めてしまうのですよね。

この背景部分はキャプチャを作ったシステム側からは見えてはならない気もするので、そういった意味ではプライバシーの問題に当たる可能性はありますね。

ただ、日本語訳からは読み切れませんでした汗

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そのほか、今回の Build は ARM では動作しないということのようです。 Windows 10 20H1 もすぐそこなので、バグをどんどん減らしていくというところはお願いしたいところです。ただ、 Slow ベースの Insider Build が 20H1 になるという話もあるので、問題点はうまくシェアして修正していってもらいたいですね。

音楽:Final shore

Office365 Yammer ネットワークの Microsoft 365 ネイティブモード変更が行えるようになっています

最近 Microsoft Teams と比べてあまり表に出てこなくなった Yammer ですが、情報の中期的なストックを伴うやり取りにおいてはかなり使いやすい社内 SNS の地位は健在かと思います。

そんな Yammer ですが、Microsoft 365 ネイティブモードへの変更が行えるようになっていました。

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今年に入って新規に作成したテナントでは、自動的に Microsoft 365 ネイティブとなっていたのですが、既存のテナントでは変更する方法が提供されておりませんでした。今後は既存のテナントでもネイティブ化できるというわけですね。

もともとの Yammer は Office 365 メンバーではなく、マイクロソフトが買収後に徐々に Office 365 に溶け込んできたという歴史があります。今回の更新で、ようやく名実ともに Office 365 に合流できたといえるのではないでしょうか。

ネイティブ モードによってできるようになることの詳細は以下を確認ください。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/yammer/configure-your-yammer-network/overview-native-mode 

大きいところでは、電子情報開示が行えるようになること、 Office 365 アカウントが必須となること、ファイルの保存が SharePoint に切り替わるなどでしょうか。要するに一元管理できるということですね。

ネイティブモードに移行するには大きく 2 つの対応が必要です。

1 つはネットワークの移行です。すべてのドメインが Yammer ネットワークに関連づいている必要があります。ドメインを追加した際に自動的に関連づくのが一般的ですが、昔から Yammer を利用していると、一部検証がすんでいないドメインが発生している可能性があります。それらを移行していくという行為が必要となります。

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もう 1 つは Yammer ユーザーの ID を Office 365 ID に変換するということです。
こちらが今まで手段がなかった方ですね。
この設定を行うと、 Office 365 ログインが Yammer にアクセスする唯一の方法となります。 Yammer を昔から利用しているケースなどでは Yammer 独自のユーザー情報を持っていたのですが、それらが使えなくなるということです。 2020 年 1 月以前に Yammer を使い始めているケースでは、既存 Yammer ユーザーを受け入れられるように、 Office 365 ID は適用されておりません。

これを設定するにはセキュリティの設定から Office 365 ID の適用をチェックし、保存する必要があります。

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チェックしようとすると、7 日間、元に戻せる状態で適用するか、恒久適用するかを選択する形となります。

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一時的な適用を行った場合は 7 日後以降にネイティブモードが利用できるようになります。

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いずれの場合も最後に保存ボタンを押し忘れないようにしましょう。そうしないと適用されません。

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初見ではちょっとハードルが高い感じがしますが、ファイルのアップロードを一元化できるのは、企業利用においては大きいアドバンテージかと思います。ぜひネイティブモードの利用を検討してみてください。

音楽:Handuche

PowerPoint Live が近日公開予定となったようです

マイクロソフトでは、Teamsを中心にコミュニケーションツールがいくつかリリースされています。機能的には似たり寄ったりな面があることもしばしばですが、用途によって使い分けを意識して製品が組み立てられていることもしばしば見受けることができます。その中の一つにライブイベントというカテゴリがあるのですが、以下サイトでツールと用途がまとめられていましたので紹介させていただきます。

https://www.microsoft.com/en-us/microsoft-365/blog/2020/03/17/delivering-online-meetings-events/

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ここで紹介されているのは、 Teams Meeting、 Live イベント、 Linkedin Live、そしてPowerPoint Liveの4種です。

Teams Meeting は最大 250 人まで参加可能な双方向の会議に最適化されています。

それ以上の人数を参加させたいとき、そんなケースでは Live イベントを用います。 Live イベントでは主にブロードキャストで発信を中心に行いたい場合に効果を発揮します。この場合、参加者はある程度限られた範囲で参加してもらうようなケースを想定しているようです。(社内の全体朝礼のようなイメージですね。)

Linkedin Live は人を特定しないようなケースの広域イベント向けのようです。新車発表会のような、マスに展開したいときに利用するようです。(これは私も利用したことがありません汗)

そして、新たに PowerPoint 上で Live 配信ができる機能を提供し始めるようです。
イメージは以下の動画を見るとわかりやすいのですが、今まで Teams で画面共有して行っていたようなプレゼンテーション中心のライブについて、 PowerPoint のみで実施できるようになるという画期的な機能のようです。

https://m.youtube.com/watch?v=Lzfqwn05Lzg

参加案内も QR コードで実施でき、モバイルからの利用や 翻訳機能など、多種多様な利用方法をとることができそうでした。一番うれしいのは、カメラ共有ではなく、プレゼンテーションを中心とした共有というところでしょうか笑
面と面を向って会議するのってちょっと恥ずかしかったりしますからね。やり取りもプレゼンテーションファイルを使っての説明の方が多いケースもあると思いますのでそういったケースでは役に立ちそうな気がします。

近日公開とのことなので、どういった形で使えるのか確認できる日が待ち遠しいですね

音楽:ねじれトラウマ