Windows10 1909 (19H2)をインストールしてみました

昨日Insider Previewでリリースされた1909のWindows 10ですが、早速インストールを行ってみました。

このBuildでは、1903からのアップデートの場合QUと変わらない感覚でインストールができるとのこと。かなり期待が持てますね。

というわけでインストールを進めたいのですが、Insider Programに加入しているPCにSlowリングを充てられるものがなかったので1903をインストールしたままのPCからスタートしてみたいと思います。

(今回1909向けBuildはInsider PreviewのSlowRingに配信となっています。)

まずはInsider Programへの参加からです。
設定 - 更新とセキュリティ - Windows Insider Programを選択し、開始するを押下しましょう。

その前にMSAなどでWindows Insider Programへの加入を行うことを忘れないようにしてください。

https://insider.windows.com/ja-jp/

加入が行えているアカウントがあれば後はPCを登録するだけです。

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押下した後はアカウントをリンクするを選択し、Insiderとなったアカウントを選びます。

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Insiderの設定を選択する画面ではスローを選択しましょう。
現在はスロー以外では20H1などが配信される形となっています。

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選択が完了したらInsider Previewというものは何かをしめす画面を確認して完了です。

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Insider Previewを適用するために最後に再起動を行います。

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これでInsider Previewをダウンロードできる下地が整いました。

これからインストールとなりますが、元のバージョンは18362.175となっています。

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これに18362.10000を適用する形となります。サブバージョンに10000というかなり大きい数値を持ってきましたね汗

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この18362.10000は高速インストールが可能とうたわれており、実際にこの更新のサイズは226MBとなっていました。

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ちなみに解凍後にサイズを調べると488MB。半分程度に圧縮されているようです。 

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ダウンロードからインストール完了まで、手元のSurface Goでは1時間かかりませんでした。
Surface Goは普段からアップグレードは遅いと感じていたので、今回はいい感じの速度です。

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再起動開始後から利用できるようになるまでは約10分でした。

かなりスピード感のあるインストールが行えたかと思います。

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バックエンド対応はさておき、このスピードでアップデートができるのであれば、この1909はかなり期待の持てるバージョンになるかと推測されます。

ぜひこのスピード感のままリリースまでこぎつけてもらいたいですね。

音楽:Rise

Windows10 2019年秋の更新の概要が発表されました

Windows10を利用していく中で避けて通れないのがWaaS対応。2015年のリリースから徐々に対応内容が更新されており、最近ではEnterpriseエディションについて、9月リリースのバージョンは30か月サポートが明言されていました。

1809で大きく機能が更新され30か月サポートとなったこともあり、18か月サポートとなる1903は、コンシューマ向けの利用が大半になるのではとの憶測も飛びかっていました。

そんなWindows10ですが、ここにきて春・秋の更新リズムに新たな考え方が追加されることになるようです。

https://techcommunity.microsoft.com/t5/Windows-IT-Pro-Blog/Moving-to-the-next-Windows-10-feature-update-for-commercial/ba-p/732968 

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要約すると1909(19H2とも呼ばれる、2019年後半リリースのバージョン)では、1903に企業向けの機能は付加するものの、品質の強化を中心としたリリースとする意向のようです。

とくに1903をインストールしているケースでは、更新方法の見直しを行い高速にインストールが終えられるように調整をかけてくれるようです。

いうなれば、Windows XPにおけるサービスパックやWindows8に対するWindows8.1のような概念が戻ってくるようなイメージなのではないでしょうか。

また、大幅な改定が入らないという前提が今後も続くのであれば、春の更新で動作確認を行いつつ、秋の更新がリリースされたら簡易な動作確認でユーザーに利用を促すというリズムを作り出せるかもしれません。

この形がなれば、実質36か月のサイクルでPC導入のサイクルを運営することができるようになるかもしれません。PCハードの保守サイクルと合わせて考えると、1ハードで2回のOS切り替え程度が現実的なライフサイクルになりそうなので、WSUSやSCCMといったソフトウェアリリース管理ツールの利用方法も再考していくきっかけになるかもしれませんね。

意外とこの考え方の変更はWindows10のありようを変えてくれるかもしれません。

音楽:Din Don Dan Dan

Windows10 Chromium版Edgeのインストール場所について

Chromium版Edgeは基本的にChromeのようにユーザーの個人用環境にインストールされるものとなっていますが、実体としてどのような場所に保存されるのか見ていきたいと思います。

まずは以下の場所を捜索。

C:\Users\UserName\AppData\Local\Microsoft

3つ、関連しそうなフォルダがありました。

Edge Dev、Edge SxS、EdgeUpdateと名前がついています。

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Edge DevにはUser Dataフォルダのみがありました。

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次いでEdge SxS名前からはわかりにくいのですが、Edge Canalyが保存される場所のようです。

こちらはApplicationフォルダがありました。

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これを開くと、バージョン番号を冠したフォルダがあります。
ここにCanalyの実体ファイルが置かれているようです。

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もう一つのEdgeUpdateはその名の通り、アップデートをつかさどるアプリが入っているようです。

アップデーター自体もアップデートを重ねているようで、確認した時点では2つのバージョンフォルダが確認できました。

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あれ、Edge Devのアプリフォルダがない、、、
というわけで探し見てみたところ、以下のフォルダに格納されていました。 

C:\Program Files (x86)\Microsoft

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 どうも、インストール時に管理者としてインストールするとProgram Filesに、
管理者としてインストールしなければ、ユーザーフォルダにインストールされるようです。

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試しにWindows7版を管理者権限なしでインストールしてみたところ、ユーザーフォルダ内にApplicationフォルダができていました。

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ネットワーク帯域が限定されていて、VDIなどで共有環境を作ることがある企業環境では何度もインストールされないように制御を入れているものと考えられます。

この仕掛けはぜひTeamsのインストーラーにも取り入れてもらいたいですね笑

音楽:WANNA BE AN ANGEL

Windows7 Chromium版EdgeのDevチャネルがリリースされました

目まぐるしくバージョンアップを行っているChromium版Edgeですが、Windows7のEdgeもDev版がリリースされていました。

Windows7で以下URLにアクセスすると、Download Canary Channelの文字がDownload Dev Channelに変わっているだけだったので一瞬、おぉっとなりましたね汗

https://www.microsoftedgeinsider.com/en-us/

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ダウンロードを行うといつもの通りダウンローダーがクライアントに落ちてきます。 

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ダウンローダー自体は1.6MBと小さいのですが、本体はいつもの通りで70MB程度のダウンロードが行われる形になっているようですね。f:id:mohessu:20190701001551p:plain

 Dev版のインストール自体は今までと同じで、実行を進めていく形で進んでいきます。

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しかしながらCanaryとは異なり、UACの管理者チェックが入るようになっていました。

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しかし、UACのチェック時にいいえを押下し飛ばしてしまっても、管理者権限なしでインストールできる旨が表示されるという不思議な仕様になったようです。

ここではいを押して続行するとそのままDev版がインストールされました。

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このタイミングでデータがダウンロードされる形ですね。
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しばらくするとダウンロードが完了し、Dev版が起動します。
ぱっと見は差はないですが、タスクバーのアイコンはまさしくDev版にかわっています。

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また、数回起動した後であればデフォルトブラウザーではない旨が聞かれるようになりました。

Dev版をデフォルトブラウザーにするのはどうかとも思いましたが、こういった試験も必要なのかと思われます。

ただ、ここでもUACが必要となるので、この辺り平仄を合わせてもらった方がよさそうですね。個人用の場所にインストールされているので、全体での設定変更はできないはずなので。

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なお、Windows7以外に、8/8.1でもDev版は利用可能となっているようです。

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このDev版は誰でもインストールできるため、余裕のある人は試してみてはいかがでしょうか。

音楽:Feel the circle

Windows10 Chromium版Edgeはフォント変更から入りましょう

Windows10やWindows7で利用できるようになったChromium版Edgeですが、インストールした直後に検索を行うと、一部日本語が崩れていることに気が付くかもしれません。

以下のキャプチャを見てもらうと、2つ目の検索結果で導入の文字が少し崩れていたり、感じが細くなっているのがわかるかと思います。

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実はこれ、システムフォントが英語よりのものになっていることが原因となっています。

修正するには右側の三点リーダーから、Settingsを選び、Appearance - Customize fontsと進んでから、Standard fontの値を変更しましょう。

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初期状態ではTimes New Romanとなっているかと思います。これをMeiryoなどに変えてみましょう。

ドロップダウンから選ぶのは大変なので、キーボードから数文字打つと簡単ですね。
しかし、このドロップダウンアルファベット順ではなく、探すのは苦労しますね汗

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ドロップダウンを変更すると、それだけでフォントが変更されています。

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フォントの変更は簡単に行えるため、
色々なフォントを試して、自分に合うものを探してみてはいかがでしょうか。
音楽:君看よ双眼の色

Office365 SharePointからTeamsへの接続ができるようになりました

通常、Office365のTeamsでチームを作成する場合、TeamsアプリやWebで新規サイトを作成するのですが、作成したチームは最終的にSharePointのサイトと配布アドレス、Teamsのチャットなどの複数機能が有効になりながらチームが作られていきます。

この流れを逆にする方法が提供されるようになっていました。
SharePointのサイトからチームを作成することができるようになったのです。

チームに属していないSharePointサイトを開くと、左下にダイアログが表示され、チームを作成することができるようになったのです。

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このSharePointサイト作成画面はOffice365グループに属したSharePointサイトであれば出てくるようで、「チームを作成する」を押下するだけでチームが作成されます。

せっかくなので押してみたところ、注意喚起などもなくすぐにチームが作成され始めました。

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こんな感じでチームが作成中である旨が表示されます。

一回目はあえなく失敗、、、
理由はわからなかったのですが、少し長く待たされる感じがあった後、後でもう一度。と表示されてしまいました。これが出ると×を押すしかなくなるようです。
×を押すと、このダイアログについて、セッション中表示させない、または恒久的に表示させないを選択することができました。

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念のためTeamsでチームが作成されていないか見てみたのですが、作成はされていませんでした。

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そのままセッションを変えて再挑戦!
今度はうまくいきました。10秒程度でチームが作成されました。

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Teamsを見てみると、新しいチームが作成されていますね!

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最近はTeamsからSharePointサイトを作成するケースが多くなっているのかと思います。そのため、このパターンを利用することは少ないのかもしれません。

が、昔から使っているSharePointサイトを有効活用するには非常に有効な感じがします。この機能を利用してさらに高度なOffice365利用を行っていきましょう。

音楽:solid state society

Windows10 Windows Terminalを利用してみました

昨日導入してみたWindows Terminalですが、再起動を行ったところうまくインストールが完了しました。

というわけで早速利用してみました。
まずはスタートメニューから起動してみます。

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最初に起動しているのはPowerShell
以下に通常のPowerShellを並べてみました。(左がPowerShell、右がWindows Terminalとなっています。)
大きな違いはないものの、フォントサイズがやや大きいでしょうか。
改行はかなり差があるように感じますね。

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次に右クリックから管理者でログインしてみました。
左上の管理者マークは同様ですね。
続いてOffice365へ接続してみましょう。
Import-Module MSOnlineからのConnect-MsolServiceを動作させます。
これでログイン状態を作り出せますね。
MSOnlineの利用が初めての場合はInstall-Module MSOnlineでインストールから始めましょう。
インストールは管理者権限が必要となります。

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ADAL対応なので、見慣れたログイン画面が表示されます。

自動化するとこの画面が出てこないようにしますが、手動実行時はよく見る画面になりますよね。

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これで接続まで完了しました。
Get-MsolAccountSkuコマンドでライセンスの割り当て状況を確認してみます。
当たり前ですが、普通に利用できますね笑

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次は右上の下矢印を見てましょう。このボタンを押すと各種メニューが表示されます。

まだPreviewということもあり、メニューが閉じる動作はちゃんと入っていないようでした。
メニューを出したまま画面サイズの変更などが行えました。
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コマンドの中にSettingsというのがあったので押下してみました。

するとなんとjsonファイルを直接開くようなインターフェースとなっていました笑

まだUIが完成していないのですね。

中をざっと見ていくと、ショートカットの定義やなどがありますが、一番見ておきたいのはprofilesという項目でしょうか。
起動するコマンドライン、アイコンなどが規定されているようです。
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試しにcommandlineの項目をnotepad.exeに変えたところ、該当するメニューを押下したらメモ帳を開くことができました。ただし別ウィンドウでの起動だったので、Windows Terminal対応プロセス専用の動作があるようです。

  • nameがcmdのcommandlineをcmd.exeからnotepad.exeに変更します。

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  • 起動メニューよりcmdを選択します。

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  • メモ帳が別ウィンドウで開きました。

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背景画像を変える項目もあると思うのですが、まだ項目は見つけられていません。

モジュール自体はgithubでの配布なので、おそらく読み込めば見つけられるのかなぁ。

ちなみにjsonファイルは以下フォルダに格納されていました。

C:\Users\UserName\AppData\Local\Packages\Microsoft.WindowsTerminal_8wekyb3d8bbwe\RoamingState

あとは通常のPowerShellコマンドプロンプトにあるような設定画面が付いてくると面白みが増してきますよね。

まだまだ機能拡張はこれからだと思いますが、作業効率化には大いに役立ちそうな気配です。

音楽:妖精