Windows10を利用していく中で避けて通れないのがWaaS対応。2015年のリリースから徐々に対応内容が更新されており、最近ではEnterpriseエディションについて、9月リリースのバージョンは30か月サポートが明言されていました。
1809で大きく機能が更新され30か月サポートとなったこともあり、18か月サポートとなる1903は、コンシューマ向けの利用が大半になるのではとの憶測も飛びかっていました。
そんなWindows10ですが、ここにきて春・秋の更新リズムに新たな考え方が追加されることになるようです。
https://techcommunity.microsoft.com/t5/Windows-IT-Pro-Blog/Moving-to-the-next-Windows-10-feature-update-for-commercial/ba-p/732968
要約すると1909(19H2とも呼ばれる、2019年後半リリースのバージョン)では、1903に企業向けの機能は付加するものの、品質の強化を中心としたリリースとする意向のようです。
とくに1903をインストールしているケースでは、更新方法の見直しを行い高速にインストールが終えられるように調整をかけてくれるようです。
いうなれば、Windows XPにおけるサービスパックやWindows8に対するWindows8.1のような概念が戻ってくるようなイメージなのではないでしょうか。
また、大幅な改定が入らないという前提が今後も続くのであれば、春の更新で動作確認を行いつつ、秋の更新がリリースされたら簡易な動作確認でユーザーに利用を促すというリズムを作り出せるかもしれません。
この形がなれば、実質36か月のサイクルでPC導入のサイクルを運営することができるようになるかもしれません。PCハードの保守サイクルと合わせて考えると、1ハードで2回のOS切り替え程度が現実的なライフサイクルになりそうなので、WSUSやSCCMといったソフトウェアリリース管理ツールの利用方法も再考していくきっかけになるかもしれませんね。
意外とこの考え方の変更はWindows10のありようを変えてくれるかもしれません。
音楽:Din Don Dan Dan