Windows 10 Build 16241リリース

今週もまたWindows 10 Insider Previewのビルドアップが行われました。

今回もビルド番号の増加と機能の割合があってない気がします。
やはりビルドプロセス変更したと考えるのが妥当でしょうか。
Insider Previewの誤配信あったと思いますが、そのあたりが契機になっているのかなぁ。

今回の更新は管理面の強化。という感じでしょうか。タスクマネージャーのプロセスのグルーピング方式が変更となっています。

ChromeとEdgeを比較するとわかりやすいですが、プロセス名の表示から、表示しているサイトのタイトル表示へと変化が入っています。

【今までのイメージ】

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【Build26241のイメージ】

()のブログという名前が表示されています。
実際はスタートページにあたるMSNの「スタート」とInsider Preview向けの「Microsoft Edgeのヒント」を表示している状況で見ているため、バックエンドタスクが大量にあるということでしょうね。(「スタート」も表示されていないので、ここに表示させるための方法というのもあるのかと思われます。)

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【Edge関連のプロセス詳細を表示】

詳細表示のEdgeプロセスはアイコンの種類が違うんですね。
気が付きませんでした汗
グルーピングに紐づくプロセスがどういった要素で成り立つのか、一見ではわからないですね。細かい仕様の開示に期待したいところです!

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他、Windowsロック画面にパスワードリセット機能が付いたようです。
残念ながらロック画面はキャプチャが取れなかったのですが、
MSA(hotmail)でログインしている状態では、Windows liveのパスワードを忘れた際に。の画面に遷移しました。

以下サイトの「アカウントの復元」部分と同様の内容が表示されます。

よくある質問|Microsoft アカウント

Azure AD PremiumまたはMSAのみで提供される機能ということで、Active Directory利用者には利用が難しいですが、こういた場合でもリセットがかけられるようになればヘルプデスク要員の削減に一役買える気がしますよね。

音楽:春涛

Windows10 アクションセンターの動作について

Fluent Design Systemが発表されたのちの一回目のInsider Previewでアクリル効果が私の環境では発現しない!
ということを書いたのですが、発現しなかった理由が投稿してから2か月も経ってようやくわかりました。

ノートPCのバッテリーを節約するバッテリー節約機能。この機能が有効な場合はアクリル効果をオフにするようなのです。やはり透過処理はパワーが必要ということなのでしょう。

【バッテリー節約機能をオン】

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【バッテリー節約機能をオフ】

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色味が異なり、アクリルが有効化されている場合は全般的に灰色がかった感じに表示されるようです。

また、このバッテリー節約機能をオフにしておくとアクションセンターに涌くが付くようになったこともわかりやすくなりますね。

上記のキャプチャでは、Windows Updateとメールの表示がされています。グループ化されることで、見やすくわかりやすい感じになっています。

余談ですがBuild 16237のトースト表示、絵も出すことができるんですね。
Skypeのアップデートがあったとかで、絵が表示されて新鮮な気持ちに(笑)

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実際はトースト通知に画像が貼れるようになったのは、この機能が一般化したWindows8のころからだったと記憶しています。

しかし、なかなか絵が張られたトースト通知に出会ったことがなかったので珍しいものを見た感じになってしまいました汗。

なんだかんだでどんどんと製品は進化していっています。
その進化に乗り遅れないようにトレンドを追っていきたいものですね!

音楽:Tepee

 

 

Office365 Docs.comの移行機能へのリンク機能が付きました

Office365のDocs.comですが、2017/12/15でコンテンツが削除されることになっています。それに伴い、データをOneDriveへ移行することは昔のエントリで通知させていただきましたが、その際に通知されていたOneDrive移行機能へのリンクが管理センターについていました。

Office365 Docs.comがサービス終了となるようです - ()のブログ

【設定 - サービスとアドイン内のDocs.comに移行に移動リンクが】

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ただ、まだこれはリンクのみのようで、リンクをクリックすると問題発生画面に遷移してしまいました。

【残念ながら問題発生中です】

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2017/6/19頃にリリースという話だったと思うので、一時的なアクセス不可といった可能性もありますが、そろそろ以降に着手していきたい時期ですよね。

特にエンタープライズの移行はユーザーへの影響を考慮する必要があるので、今日試して明日実施などといったスピード感はなかなか出せません。
早期に状況を確認して無理のない計画を立てていきたいところですね。

音楽:SANTI-U

Office365 データの移行を推進する方法

Office365を利用するにあたって、エンドユーザーへの教育から始めて、一から導入していく方法もありますが、利用の加速を目的としてすでに手元にあるデータを移行しつつ利用推進を行いたいという要望はよく聞きます。

そんな時にある程度のまとまったライセンスを購入されている場合、FastTrackCenterを利用した移行を考えてみてはいかがでしょうか。150ライセンス以上を利用する場合に受けられる特典が以下のサイトに記載されています。

Data Migration

大きく分けて、メールとファイルサーバーの移行を行うことができるサービスです。

メール側だとNotesやGroup wise等を移行できる特色があり、
ファイルサーバー側だとSharePointやOneDriveにデータを割り振ることができます。

双方とも移行の速度などは定義していませんが、24時間バッチで移行してくれるため、手間となりそうな部分を肩代わりしてくれるのが最大の利点でしょうか。

移行タイミングをシビアに検討しなくてよい状態の場合などぜひこのサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

音楽:Cantabile

Office365 旧型SharePoint サイトのリスト表示について

SharePointも早いもので、SharePoint2013で一定のビューワープラクティスを生み出していたと思っていたのですが、SharePoint2016をリリースする前後で、Office365側からライブラリのイメージを一新させる機能を追加しています。

それから1年近くがたち、そろそろ新しいフォームになれて来たかな。といったタイミングで、リスト・ライブラリの左ナビゲーション下側にある「従来のSharePointに表示に戻す」を押下した後に元に戻す機能を追加することになったようです。汗

【左下に元に戻すナビゲーションがあります】

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【今までは一度押すと元に戻せませんでした】

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まさかのここにきて元に戻すボタンを追加するということのようです。

実際にはあと数か月かけて導入を進めていくとのこと。

過去の使い勝手を維持させつつ新しいものとコンパチさせるという方向性は、新しくなることを推進する立ち位置としてはポジショニングが難しくなりますね(笑)

ただ、ユーザーのことを考えるとこういった機能が重要なのかもしれません。

※実は今までも戻るボタンこそなかったものの、F5などで更新を行うことで元のモダンスタイルの表示に戻すことはできました。今回はこれをユーザーが視認しやすい形に変更するということのようです。

音楽:今川エンタ

 

Windows 10 Build 16237の続き

前回紹介したもの以外にも、Build 16237では改善が行われています。

Hyper-Vマネージャー】

Hyper-V マネージャーにも変更が加えられています。

クイック作成を実施した際に、AzureのIaaSを利用した時と同じような、仮想マシンギャラリーが表示されるようになりました。

仮想マシンギャラリーを見る場合はHyper-Vマネージャーを起動し、仮想ホストを右クリックしてクイック作成を選択します。

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左ペインのオペレーティングシステムの選択にWindows 10 dev environmentが表示されています。イメージ展開に33GB近く必要になるので手元環境では試せませんでしたが、仮想環境に対するカジュアル感が増してきますね。
利用想定は開発者ですかね。私はうまくイメージができませんでしたが、この機能によって、コンシューマに仮想化がアピールできると新しい世界が見えてくる気がします。

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【タスクマネージャー - GPU表示】

タスクマネージャーのGPUについても変更が。
前回までのBuildではGPUが複数表示されていましたが、ソフトウェア系のアダプタが表示されなくなり、右下に物理的な接続位置が表示されるようになりました。
どのバスに接続されているか。等は自作PCやってないとわからない領域かもしれませんが、ソフトウェアアダプタが表示されていると余計に混乱。だと思うのでちょうどよい方向性かもしれません。

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この項目って、AIなどでGPUを利用するプログラムを走らせても変動があるんですよね?(おそらくそっちの利用が主目的ですよね)

その際にはCPUと同じように表示してもらいたいでしょうから、物理/論理コアで表示されるとうれしいのだと思います。
この辺りの表示方法は今後も変更されていくようなので、ぜひ見守っていきたいところです。

音楽:荒れ花道

Windows 10 Build 16237リリース

Windows 10のInsider Preview Build 16237がリリースされました。

今回は大きな機能追加は内容ですが、着実に週次更新を行っているところがさすがです。
前回のBuildから大きく番号が上がっていないところがちょっとした慎重さを感じますが、Build手続きの最適化などがあったのでしょうか。DevOpsで大規模アプリを作る体制はなかなかないと思うので、詳細を確認してみたいところです。

今回のBuildでは、大幅な更新はなく、小幅な機能追加にとどまっているように思えます。Fall Creators Updateに向けて、やることが決まってきたのでしょうか。
今回はその中からいくつか紹介させていただきます。

【アプリがぼやける問題】
サブディスプレイ使用後にアプリのDPIがおかしくなる事象(ぼやける事象)が改善されたようです。
おそらくWindows8頃からあった問題で、画面のDPIが変わるような動作をした場合、再起動しないと戻らなかった点が、アプリの再起動で修正されるようになったとのこと。私も昔頻発していた記憶があるのですが、バグだったんですね。
アプリの再起動は必要なのですが、OS再起動に比べればかなりの改善かと思います。

【アクションセンターリマインダーの表示形式の変更】

時折トーストの形で右下に表示されるリマインダーですが、少し表示に隙間ができるようになりました。

まず、Outlookの予定表などで予定を追加します。今回はカレンダーで追加しました。

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時間の10分前くらいになると、リマインダーが動きます。

背景アプリがわかりにくいですが、よく見るとタスクバーや右端から少し離れて利マインドが表示されていることが確認できます。

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リマインダー周りはいくつかのバグフィックスも行われたようです。

新機能を増やしていくもの良いのですが、こうして着実に動きをよくしてくれる対応もどんどん進めていってもらいたいですね!

音楽:縮緬エアー