Office365 セキュリティコンプライアンスセンターのレポートダッシュボードがグラフィカルになっています

1年前に利用状況レポートを紹介した際にダッシュボードの見え方をお伝えしましたが、あれから年月が過ぎ、かなり見た目が変わっていたので再度紹介したいと思います。

Office365 利用状況レポートのまとめ - ()のブログ

大きいところではなりすましや偽装といった脅威への対応が前面に押し出されているところでしょうか。

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もともとセキュリティセンターをうたっている中ではポリシーの数などインベントリの要素が強かっただけにこういった内容への対応は強化された感が出ていてよいですね。

今までと同じように、件数表示もそのまま残っており、今までのものにとらわれず、項目についてはどんどん増えているように見受けられます。ただ、監督といった何だろうという項目もあるので、機械訳のようなところは改善を期待したいところです。

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今回は私のテストテナントの表示なので有用なデータが少ないですが、本番環境では面白いデータが取れるかもしれません。ぜひ機会を見つけ眺めてみることをお勧めします。

音楽:EINSTEIN GROOVIN'

 

Office365 ハリケーンへの備えがメッセージセンターに記載されていました

日本にいるとなかなか情報として入ってこないと思いますが、アメリカではハリケーンが猛威を振るっていて、マイクロソフトのデータセンターもその渦中に入っていたようで、メッセージセンターにハリケーンへの備えが記載されていました。

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内容は備えがきちんとなされているので安心してくださいということなのですが、こういった案内が前面に出るという状況はとてもすごい状況となっているということなのでしょう。

Office/Microsoft 365側では安心してね程度の記載ですが、Azure側のBlogではGeo冗長がベストな選択であるということを述べていたりします。

Azure preparedness for Hurricane Florence | Blog | Microsoft Azure

日本でも天変地異が続く今年ですが、災害もグローバル展開中のようなので重要情報の保護は幅広いレイヤーで検討しておくのが良いかと思います。

音楽:スマイル

Office365 使用状況のページにあるOfficeライセンス認証数

ちょっと見ないうちにどんどん更新されるOffice365ですが、今回はOffice365を有効活用できているかどうかを判断するための使用状況ページにあるOfficeライセンス認証数を紹介したいと思います。

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タイルがいくつか並んでいる中の、Officeライセンス認証数を見てください。
先日、Office365 soloではインストールを無制限に行えるようになり、同時ログインされた数でライセンス状態を判断するようになるという話がでていますが、その対応を有効活用できているかをチェックするためにこの画面に来ることになるのかと思います。

この画面では、アクティベートの日、ライセンス認証したマシンの種類、数などが記録されています。

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Office365の無制限インストール機能が有効化されると、この辺りの記述も変わるのでしょうか。現在はライセンス認証された数が記載されているのみとなっているため、現在のログイン数というような数値が出てくるのかもしれません。

機能の有効化はもちろんですが、こういった状況判断が行える機能が充実しているのもOffice365の良いところとなるため、こういった情報がどんどん取れるようになるとありがたいですね。

音楽:レーザーシーカー

Office 365 SharePoint Migration Toolがバージョン2になっていました

2018年3月頃にお伝えしていたSharePoint Migration Toolがいつの間にかバージョン2になっていました。

Office 365 SharePoint Migration Toolがリリースされていました - ()のブログ

移行ツールは以下サイトからダウンロード可能です。

Microsoft SharePoint Migration Tool

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インストーラーは変わらずClick Oneceでした。

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サイズもあまり変わっていないようですね。15MB強。

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大枠は今までのツールと同じ感じですね。Bulk対応がCSV以外にJSON対応となったのは新しいところでしょうか。

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前回気が付きませんでしたが、右上に歯車マークがあり、設定を行うことができたようです。マーク自体は前回のキャプチャを見るとあるので、見落としてますね笑

増分移行を有効化できる機能があるなど、結構な細かさで設定を変更できるようです。

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Azure Storageを利用する設定があるのがちょっと気になりますね。

オンにすると以下のようにAzureの情報を入力することができます。

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移行元として選択できるのでしょうか。

全般的に改善がかかっていそうで、移行実施を簡単に進めるためのツールとして使えるかもしれませんね。ちょっと時間を作って試してみたいところです。

音楽:アイドリング

Office365 メッセージセンターを確認するための閲覧者権限が追加されていました

少し前にお伝えしていたメッセージセンターを見るための権限ですが、ようやく実現していました。

Office365 メッセージセンターを確認するための管理者権限が追加となります - ()のブログ

管理センターでユーザーの役割設定からユーザーの役割の編集を選択し、カスタム管理者を選択して設定します。

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この権限を付与しておくと以下アドレスから見るアプリ一覧に、管理センターが追加されるようになります。

https://portal.office.com

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管理センターの中からメッセージセンターへのアクセスが行えますね。

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この管理センター、既報の通りユーザーやグループ、ライセンス、組織設定にアクセスする権利とともに提供されるようです。ユーザー、グループ、ライセンス、組織のプロファイル以外はACLにて守られており、メニューは表示されますが中身は表示されないという状態となりました。

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もちろん、表示されるユーザー系の情報は見るだけで、編集などはできません。

この機能を有効に利用することで、365関連のメッセージを伝えるための役割をメンバーに与えることができ、よりロールを細分化した管理が行えるようになりそうですね。

音楽:赤い太陽

Windows10 Insider Preview Build 17755でました

今週もまだまだ最新化への波は止まりません。

Windows10 Insider Preview Build 17755が発表されています。

今週は17754が出た翌日にSkipAheadの18234、さらにその翌日に17755と、毎日ビルドが行われていることがわかります。

今回のBuildもバグフィックスが中心でしたが、17755では、同期電話の機能が更新されており、なんとWindows上でSMSを確認、送信する機能が有効化されたようです。
残念ながら現時点ではAndroidのみの機能となるようですが、メッセンジャーによって、PCだったりスマホだったりと行き来するのは確かに手間と感じることがあるので、この機能はちょっとそそられますね。

端末にとらわれずに、必要な時にやりやすい端末でアプリを動かす。この考え方は現在のWindows10のありように顕著に表れているのかと思います。

ただ、今回のBuild、私の使っているPCにはインストールがなりませんでした。
再起動後にエラーが、、、
今までInsider Previewを使ってきた中では初めて入りきらなかったような気がします。

そこで、今回はWindows Updateでエラーが出た際の確認法を。

Windows Updateのログは、以下フォルダに格納されていますが、etl形式のバイナリとなっています。これを可視化するためにはPowerShellでコマンドを打つ必要があります。

C:\WINDOWS\Logs\WindowsUpdate

PowerShellを起動し、Get-WindowsUpdateLogと打ってみて下さい。

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以下のようにログが流れ、デスクトップにログが出力されます。

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FAILEDとエラーが記録されているのですが、残念ながら今回の問題は判別つきませんでした。

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いずれにせよ今回のバージョンは入れられなさそうなので、飛ばして次を待ってみたいと思います。

音楽:きみでいて ぶじでいて

Office365 Proplusのインテリジェントサービスについて

Office365メッセージセンターにInsight Services in Excelなるものが2018年10月1日から日本環境で対応開始されるという案内がでており、紐解いていくとIntelligent Services for Office 365というものを有効化しておく必要がある。という記述がありました。

そもそもこのIntelligent Services for Office 365って何だろう。と思い調べてみました。
そこでたどり着いたのが以下サイト。
Office の作業をよりインテリジェントにする - Office サポート

ExcelなどのOffice365 Proplus製品のオプションよりOfficeのインテリジェントサービスを有効化すると利用可能となるようです。

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一回押すとグレーアウトされますが、この状態で問題無いようです。

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さらに、ほかのOffice製品と連動した設定項目となっており、Excelで設定した内容はWordでも有効な状態でした。

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で、この機能で何がやれるか。なのですが、Officeの中で様々な機能との連携ができるというのが売りのようですね。 Excelの場合、右クリックした際にスマート検索という項目があり、それを利用すると、セルの文字をWeb検索してくれるという形でした。

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Wordの場合はそれ以外に選択範囲を翻訳してくれる翻訳ツールが提供されていました。

【翻訳】

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なお、本機能をオフにしておいてもメニュは表示されており、選択すると以下のようなサービスを利用するかどうかを確認されます。

 

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どちらもWebに対してデータを提供する必要があるため、事前の確認を行っている形ですね。こういったところはさすがマイクロソフト、ちゃんとチェックを入れていますね。

そもそものInsight Services in Excelから離れてしまいましたが、インテリジェントサービス自体はそれなりに使えそうな感じがします。Office365 Proplusをお使いの方はぜひ設定を有効化してみてはいかがでしょうか。

音楽:A Place For Me And You