Microsoft 365 セルフサービス購入に Copilot が加わる方針となったようです

皆さんの組織ではセルフサービス購入は許可されていますでしょうか。

この機能は、その名の通り Microsoft 365 関連の機能をセルフサービスとしてユーザーが購入し、ライセンスを組織内のユーザーに付与することができる機能となっています。

以下の Learn に詳しくは書かれているので一読してもらうとよいのですが、イメージとしては部や課といった、組織全体から見たときに一部のユーザーが所属するところで EUC のような形で Microsoft 365 関連の機能を使いたいといった場合に利用するものとなっています。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/commerce/subscriptions/self-service-purchase-faq?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

組織全体で取りまとめて購入となると、莫大な費用な調整時間がかかってしまうので、部の予算の中で利用してみる。といったようなことを考えた機能になっているイメージです。

このセルフサービス購入のメニューに、 Microsoft 365 Copilot が加わる方針となったようです。

2024 年 10 月からは中規模組織向けの Microsoft 365 Business エディション群で有効となるようで、 Microsoft 365 E3 や E5 向けはもう少し後のタイミングで利用できるようになるようでした。(ただし、 10 月から設定は行えるようになるとのこと。)

合わせて新しい機能として、以下のページでセルフサービスが可能なアイテムの一覧が表示できるようになるみたいです。

https://admin.microsoft.com/Adminportal/Home?#/manageselfservicepurchase/

ここで Allow (許可)されたものはセルフサービス購入ができるという訳ですね。

初期設定は許可されるようになっているとのことなので、購入対象とさせたくない場合はオフとする設定をしておくとよいでしょう。

Learn としては珍しく、断片ではなく対応するためのサンプルスクリプトが用意されていましたので、結構無効化の問い合わせがあったのかもしれませんね。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/commerce/subscriptions/allowselfservicepurchase-powershell?WT.mc_id=M365-MVP-5002496#example-script-to-disable-allowselfservicepurchase

中央管理する側としてはなかなか使わせたい機能ではないのですが、最近は BYOD も市民権を得ているので、こういった機能を活用していくことも意識しておきたいですね!

音楽:mouth on fire