Microsoft 365 メッセージセンターを見ていたら Viva Goals がセルフ試用の対象となることが発表されていました。
2023 年 3 月中旬から 4 月中旬にかけて順次利用できるようになるようです。
セルフ試用とは、管理者が設定を行わずとも、ユーザーが自ら仕様を開始できる制度で、何度かここでも取り上げたことがある機能です。
この機能を利用すると、一部のユーザーだけが必要となる機能について、全体で管理統制する手間を省くことが出来ます。
マイクロソフトとしては機能をどんどん使わせてサブスクリプションを購入してほしいわけですし、ユーザーとしては情シスの手を煩わせることなく使いたい機能もあると思うので、この対応は双方にメリットのあるものとなっています。
しかしながら情シスとしては、すべてにおいてそういった制限なし利用をされては困るということもあるでしょう。それを制御するには Power Shell のコマンドレットでセルフ試用を止めてあげるという方法も用意されています。
その方法は以下の Learn に記載されていますので、気になる方はチェックしてみてください。
ちなみにここに載っている以下コマンドレットを利用するとセルフ試用可能な製品が羅列されます。
Get-MSCommerceProductPolicies -PolicyId AllowSelfServicePurchase
なお、この機能は試用後に本購入できる手段が提供されているケースもあるんですよね。その際の支払いは管理者側ではなくユーザー側に課せられることになります。
この辺りが統制の面ではややこしさがある部分なので覚えておくことをお薦めします!
音楽:Seeds of Life