昨今セキュリティの視点で OS のバージョンアップを行ってほしいという思いを込めて Microsoft は Windows Update などで無料でセキュリティパッチを配り続けていますが、いつかは規格が追い付かなくなる日がやってくるものですよね。
というわけでネットワーク通信の暗号化規格である TLS 1.0 および TLS 1.1 が 2024 年 10 月 31 日に Windows でのサポート終了となることが決まったようです。
もともと 2021 年 3 月には利用をやめるように IETF の勧告が行われているので、 3 年を経て漸く Windows からも消えるという流れになったというわけです。
ちなみにサポートが継続される TLS 1.2 と 1.3 は Windows 8 以降のバージョンで初期状態から利用できるようになっており、 Windows 7 ではパッチを当てることで利用できるという状況となっています。
この辺りは以下の Learn を見てもらうとサポート状況が分かるかと思います。
これ、古いサーバーを使い続けているケースにおいては結構な痛手かもしれません。例えば Windows Server 2008 では TLS 1.0 が初期から有効なので利用しているケースが多いのかなと思いますが、 Windows 10 から接続できなくなるということになるんですよね。
もちろんしかるべき手順を踏んでいれば問題なのですが、組織内サーバーなどでは見過ごされているケースも多くあるのではないかと思われます。
状況はケースによっていろいろあると思いますが、残り期間も短いので一度チェックしておくことをお薦めします!
音楽:プラチナ