この冬休みは最近触っていなかった様々な機能を試して、実際にどういったものが有用なのか調べているのですが、またまたちゃんと利用できていなかった機能を見つけました。
それは Windows 11 に標準で搭載されている Snipping Tool の文字認識機能です。
Win + Shift + S で呼び出すことができるスクリーンキャプチャを活用して、呼び出して利用するというシーンが想定できます。
いつも通りではありますが、 Microsoft のホームページで試してみましょう。
https://www.microsoft.com/ja-jp/
こんな感じにスクリーンをキャプチャすると、右下に Snipping Tool の起動を行う通知が表示されます。これをクリックすると準備完了です。
Snipping Tool が起動しました。あとはメニューからテキスト アクションを呼び出すだけです。
これですね。
テキストをチェックしている間はこのように青枠で囲われます。
大体 10 秒程度で読み込みが完了します。
読み込みを終えるとこんな形で読めた文字がフォーカスされます。
メニューも 2 つ程表示されていますね。
クイック編集を押すとメールアドレス、電話番号といった部分にマスク編集ができるようになっているようです。
以下のサンプルで適用してみるとどうなるでしょうか。
こんな感じにマスクされました。
電話番号は残念ながら編集されませんでした。
日本の番号とは別の法則で動いているのかもしれません。
ちなみに OCR 精度はというと、結構高いのかなと思われます。
とある LP のブックレットをキャプチャしたものを部分的にテキスト アクションにかけてみたのですが、間違った変換を行ったのは 2 文字だけでした。
(一文字は反転させた部分で、もう一文字は「ぱ」と「ば」を間違えただけでした。)
この精度なら紙の資料をキャプチャしてメールに打ち込むなどのシナリオで活躍できそうですよね。
Windows 11 を利用している方はぜひ活用を検討してみてください。
音楽:ADIEU