Microsoft 365 のアクセスコントロールは基本的に自身のテナントを起点とした管理を行うつくりとなっています。
これは、ユーザーが属しているテナント内での出来事を管理するのもであり、他社のテナントでの活動には大きな制限を持たないというポリシーが前提の仕組みであると勝手ながら理解していたのですが、最近はその考え方を改め始めているようです。
というわけでその一部として Teams の外部の会議チャットの利用可否を自身のテナントで設定できるようになっていたようです。
この機能 2023 年 7 月にリリースしていたのですが、気が付いていませんでした。
会議ポリシーの中にある設定にこの項目がありました。
以下アドレスから会議ポリシーを選んで編集モードに入ります。
https://admin.teams.microsoft.com/policies/meetings/
すると「会議への参加」というセクションがあるのですが、この中に「外部会議チャット」という項目があり、これをオフにしておくことで外部会議でチャット機能を利用できなくすることができるようになっていたようです。
今まで外部への参加などを制御する場合、サインイン画面のテナントリストリクションにて自拠点内からのサインインを特定のテナントに絞るといったことができるくらいだったんですよね。
このケースは自分のテナントでサインインを行い、ゲストとしてたテナントへ参加する方法は拒否できないというつくりだったので、大きく進化したように感じます。
これからほかの機能まで拡張されていくのかはわかりませんが、強化されていったら面白い機能ですよね!
音楽:elan