Windows 11 Insider Dev と Canary Channel に提供されているペイントアプリに背景の削除機能が加わりました。
リボンの左側に小さいアイコンで存在しているので若干気が付きにくいかもしれません。
搭載は 11.2306.30.0 からとなっています。右上の設定ボタンからバージョンをチェックすることが可能です。
さて、この背景の削除ですが、どの程度使えるものなのか見ていきたいと思います。
まずこんな写真を用意してみました。
この写真をプリントアプリに張り付けて、ボタンを押すと、、、
計算が始まります。時間がかかるわけではないのですが、何ら設定もなく動き始めるのはややすごい感じがします。オール自動動作ですね。
5秒もすれば、このように背景がなくなってくれました。
拡大をしてみると、、、雑に切り出しているだけでなくエッジのぼかし加工も行われているようです。
本の写真と比べるとこの辺りはわかりやすいかもしれません。
おそらく AI で切り出しを行っているのだと思いますが、かなり優秀なエンジンですね。
対象の指定などが細かくできないのが逆に悔やまれます。選択個所を中心に、、、といったことができるとよいのですが。
同じように背景削除の機能がある PowerPoint の動作を見ておきましょう。
図をオブジェクトとして乗せたうえで選択、現れた図の形式リボンから左側にある背景の削除を押せば背景を削除できます。
こちらは背景として認識する範囲を指定することもできます。
初期状態である程度背景判断をしてくれますが、以下のように結構甘い判定になるイメージとなります。
この状態で変更を保持すると、、、
白い部分が抜け落ちてしまい、毛皮のようになってしまいました、、、
これを見てもわかるように、ペイントの背景判断ロジックはかなり洗練されているように感じます。
あとは必ず残す場所、削除する場所が指定できるようになれば完璧ですね。
音楽：神秘の王宮
