2021 年 8 月 2 日に価格などが公表される予定の Windows 365 ですが、なんと 8 月 15 日から以下ライセンスのセルフサービス購入の対象となることが決まったようです。
Windows 365 Enterprise
Windows 365 Business
セルフサービス購入とは、組織が持っている AzureAD アカウントを用い、自分用にライセンスを購入する方法となっており、今までは Visio や Power Platform など、利用に対する意識が高い方でないと利用しないようなものとなっていました。
ここに Windows 365 が加わるということで、以下 docs に製品として列挙されるようになっています。
購入自体は Windows 365 Enterprise の場合、 Endpoint Manager 上からのみ行えるようなのですが、 Business については以下アドレスから行うことができるようになるとのこと。
組織ポリシーで私用ライセンスの利用制限を行っている場合は設定を確認しておいた方が良いかもしれません。
設定は初期値有効なので、行えないようにするには処理が必要となります。
これらは Windows PowerShell 上で実施する形になります。 PowerShell ( Core ) ではないので注意しましょう。
以下コマンドを打つことで設定用のコマンドレットが使えるようになります。
そして設定は管理者権限が必要なため、接続を行っていきます。
Install-Module -Name MSCommerce
Import-Module -Name MSCommerce
Connect-MSCommerce
このダイアログが表示されたら管理者でサインインしましょう。
Connection established successfully と出れば接続成功です。
以下コマンドレットでセルフサービス購入が有効となっているかわかります。
PolicyValue が Enabled の場合は有効ですね。
Get-MSCommerceProductPolicies -PolicyId AllowSelfServicePurchase
以下のコマンドレットで無効化することができます。( Windows 365 Business を無効にしています)
ProductId には上記 docs から該当するものを探してきましょう。
Update-MSCommerceProductPolicy -PolicyId AllowSelfServicePurchase -ProductId CFQ7TTC0J203 -Enabled $False
統制をかけていきたい立場としてはなかなか設定が大変ですが、セルフサービスさせたくない場合はこの設定を行っておく必要があるので注意しておきましょう!
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