Windows 11 Insider Preview Build 25295 リリース

今週も Insider Program は好調に動いています。

Dev Channel は Build 25295 になり、 Beta Channel では Build 22621.1255 と 22623.1255 がリリースされました。

やっぱりここにきては Windows 10 側の Insider Program はあまり動かなくなってきていますね。ある種、 QU だけのリリースとするなどのアナウンスがあればいろいろな判断がしやすくなりそうですが、そうもいかないんでしょうねぇ。

今週目に入ってきたのはやはり検索機能の更新です。前回できなかったことが今回はできるようになっていました。

グループポリシーも初期から設定されたようで Windows コンポーネントの検索に含まれるようになっていました。

この形式は検索ボックス形式ですが、直接検索文字を入力できるが良いですね。

ただ、アイコンのみにしてもポイントした時に出ていた過去の履歴は出なくなっていました。この辺りは利用状況もあると思うので、復活してもらいたい機能ですね。

設定アプリ上でも個人用設定 - タスク バーに項目があるのでチェックしてみるとよいでしょう。うまく設定がされないことがあるようで、そういったときは非表示に変えてから変更すると変わってくれますよ。

そしてもう一つ、ちょっとわかりにくい更新が入ったようです。

詳細は以下のブログに書かれているのですが、今 Beta Channel で 2 つの更新が出続けている理由となっているイネーブルメントパッケージ機能に更新が入っています。

https://techcommunity.microsoft.com/t5/windows-it-pro-blog/commercial-control-for-continuous-innovation/ba-p/3737575?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496

簡単に説明すると、品質アップデートに合わせて入ってくる新機能を WSUS や Windows Update for Business 環境で基本無効とし、ポリシーベースで有効にすることが出来るようになるという内容でした。

ポリシーは以下の Windows コンポーネント - Windows Update - エンドユーザー エクスペリエンスの管理内にある項目となっています。

まだ詳細な対応機能は決まっていなさそうですが、スタートメニューの変更や機能の削除などが対象になるとのこと。

Windows 10 の時主流だった FU で機能が増える。という方向に戻るということかと思います。組織管理の方はこの設定は要チェックかもしれません。

最後に MFA のパスコードについて。

Microsoft Account の認証時にメールが来て、そのパスコードを入力しなければならないケースがあると思いますが、そういったメールが Windows Mail に来た場合、コードをクリップボードにコピーする機能が追加されたようです。

最近は Authenticator で認証コードを入力するようにしているため、使うケースは少なそうなのですが、一般的には便利になる機能ですよね。

ただこれ、多要素認証の視点として、要素は複数なれど同じところにまとまっている認証情報を前提としていますよねぇ。これで確保可能なセキュリティは若干水準が落ちそうな感じもするので、管理者側はこの認証方式でよいのか今一度検討しておく機械としてもよいのかもしれませんね。

というわけで、そろそろ機能拡張が加速してきているこの頃という感じです。

これからの Windows 11 がますます楽しみになってきますね!

音楽:追い風吹く道