Windows 11 Insider Preview Build は Beta と Release Preview Channel にリリースされていました

今週は珍しく、 Insider Dev Channel へのリリースが行われず、Beta Channel と Release Preview Channel の更新が行われました。

しかもなぜか Beta Channel は 2022 年 11 月 7 日と 10 日の 2 回も実施されています。

Dev Channel は何か問題があってリリースできなかったように感じますね。早めに復旧してくれることを願いたいと思います。

Beta Channel
11/7
Windows 11 Insider Preview Build 22621.885 and 22623.885
11/10
Windows 11 Insider Preview Build 22621.891 and 22623.891

Release Preview Channel
11/10
Windows 11 Build 22000.1279
Windows 10 Build 19045.2301

Beta Channel では新機能として Windows Studio Effects というものをクイックアクセス上から設定できるようになったようです。

この Windows Studio Effects は Neural Processing Unit を搭載した PC で有効になるということで、今のところ Windows 開発キット 2023 くらいでしか利用できない機能な感じがします。 11 月の後半には  Microsoft SQ3 という CPU + NPU 搭載の Surface Pro 9 がリリースされるので、実利用はその時に真価を発揮する形になるものと思われます。

Windows Studio Effects では Web 会議向けに赤目軽減やカメラ内のユーザー位置を検知した中央位置補正、背景のぼかし機能などを NPU 内で実行する機能が備わっているとのこと。

最新の iPadiPhone でも利用できる機能ですよね、これ。 Windows でも動作するようになるのは大きいですね。

そのほか、タスクマネージャーに検索機能や、バッテリーセーバーの推奨事項の案内など、 Dev Channel に発表されていない機能が盛りだくさんとなっているようです。

Release Preview Channel は Windows 11 と Windows 10 ともにクイックアシストが利用できるようになったと書かれていました。

クイックアシストはリモートデスクトップをヘルプデスクの人に実行してもらうような機能です。同機能は過去からあったような気がしていましたが、なくなっていたのですね汗

気が付いていませんでした。

確かに Windows 11 の初回リリースには入っていませんでした。 Dev Channel には入っていたので、どこかで追加されていたということですね、、、

機能としては以下のような感じで、ボタンをクリックしていくだけで相手の画面につながることができるようになっています。簡単に使える機能ですが、悪用されないよう信頼のおける方とのやり取りでのみ使うようにしましょうね。

ちなみに Dev Channel Windows Update を見ると二酸化炭素排出量の削減に取り組んでいるという文言を見ることができます。

詳細情報にアクセスすると、炭素対応が行われるようになった旨のアナウンスがなされています。

https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/a53f39bc-5531-4bb1-9e78-db38d7a6df20?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496

ちょっと面白ろ翻訳になっているのが残念ではありますが、 Windows Update の時間帯をコントロールすることで、電力会社でのカーボン排出が少ない時間帯にアップデートを行うようになるなど細かな配慮は大きな一歩なのかと思います。

この取り組みは 22H2 から行われているので、ぜひ広く使われるようになってもらいたい感じですね。

音楽:瀬名へ