Microsoft 365 Teams などが一時障害を起こしたようです

2022 年は Microsoft 365 に関しては受難の年なのでしょうか。

ここ数か月、大規模なサインイン関連の障害が立て続けに起きている状況です。

今回も Teams にサインインができないという状況が発生していたようです。

他の項目は同日に発生したものではないのですが、解決が待たれている中程度の問題です。

https://admin.microsoft.com/?source=applauncher#/servicehealth

原因をチェックしておきましょう。今回は前回のもののように数時間続くという状況ではなかったようですが、 8 時半ころから 10 時半にかけて起きた問題とのこと。

以下がその時の問題を記した文ですが、 2 バイト文字が起因となった問題だったようです。そのため、アジア圏でこの障害が顕在化しています。

一番下に書いてあるのが根本原因のようです。 Skype の AAD に更新を加えたことが問題。 姓と名に 2 バイト文字があるとエラーとなっていたようです。

Skype for Business はすでに EOS となっているため情報が少ないのですが、 Skype for Business は ユーザー情報を持つディレクトリを Microsoft 365 から同期する形で別に持っていたのです。そこに更新を加えたということなのでしょう。昔は同期に失敗するケースがあって、 Skype にだけアクセスできないユーザーが発生し、 SR に修正してもらうことがあったのを思い出しました笑

今の Microsoft は Build 毎に自動テストを通す流れで障害の最小化を図っているはずなのですが、ケースの抽出が足りていなかったのでしょうね。

Microsoft ですらこの状況ですから、ソフトウェアのリリースの難しさは馬鹿にできないです。そして、障害からの復旧の迅速さは大規模システムとは思えない速さがあるのもすごいですよね。リカバリ手法がまとまっているのでしょう。

こういったシステム構成を行えるのは長年 SaaS 運用を行ってきた知見なのでしょう。こういった運用情報もどこかで流してくれないかなぁ、、、

音楽:甘い毎日