Office for the Web 上では VBA を動かすことができないことをご存じの方は多いと思います。この制約により本格的な利用に踏み切れないというような声は至る所で耳にしてきました。
その状況を解消する試みとして、 Office Scripts がリリースされ、その特性上の違いはあるものの、この Office Scripts を代替として利用することで Web への対応を行っている組織も一定数あるのではないでしょうか。
そんな Office Scripts ですが、今まで OneDrive for Business 上にスクリプトファイルが配置され、基本的に共同で Script を編集するようなシナリオには対応していませんでした。が、なんと SharePoint での Script 配置が動き出しているようなのです。
上記の docs ではこの機能がロールアウト中であると、メモ書きがなされていました。
Excel on the Web で自動化タブを開き、すべてのスクリプトを押すと出てくる画面を見るとマイ ファイル~という記述があると思いますが、この部分が SharePoint サイトに切り替わっていくということですね。
SharePoint サイトで扱えるようになると、チーム内に編集権限が及ぶため、複数ユーザーでブラッシュアップすることができるようになります。
ちなみに Office Scripts は初期状態で利用可能となっていますが、その利用可否の切り替えは管理センターから行えるようになっています。
設定 - サービス - Office Scripts の中にある「組織の Office Scripts を有効にします」というチェックボックスがオンになっていれば利用できる状態です。
https://admin.microsoft.com/Adminportal/Home?#/Settings/Services
この Office Scripts は非常によくできているためぜひ活用したい機能の一つです。
まだ未使用の方は一度利用をされてみてはいかがでしょうか。
音楽:井伊道