2022 年 10 月 1 日以降に順次終了となる基本認証での Microsoft 365 へのアクセスですが、古くから( Office 365 しかなかった時代から) Microsoft 365 を利用している場合、 Outlook でモダン認証を行うために設定の変更が必要となるケースがあります。
今回はこのケースを見ていきたいと思います。
Microsoft 365 管理センターにて組織設定 - サービス にある Modern authentication という項目がその設定にあたります。
以下の URL から移動していきましょう。
https://admin.microsoft.com/Adminportal/Home?#/Settings/Services
これをクリックすると Outlook 2013 for Windows 以降の先進認証をオンにする(推奨)という項目があります。このチェックボックスがオフの場合、 2022 年 10 月以降 Outlook から Microsoft 365 に接続することができなくなるというわけです。
この設定はできる限りオンになるようにしておきましょう。
オンにすると基本認証を有効のままとするか、オフとするか選択することができます。
初期状態はオンですが、利用していなければオフにしてしまうのもよいでしょう。
基本認証は 2022 年 10 月から 2023 年 3 月にかけ、テナントごとに順次オフとなっていくためそのままでも問題はありませんが、セキュリティ上はオフとなっていたほうが安全です。
オフにするとこんな感じですね。特に EWS を利用している場合は Outlook クライアントを、プリンターなどでメール送信をするような場合は Authenticated SMTP をオンにしておく必要があるかもしれません。利用状況に応じて設定していきましょう。
設定が完了し、保存ボタンを押下するとすぐに設定が反映されるようです。
上部に変更が保存されました。と表示されたら OK です。
この設定を行えば Windows 版の Outlook でモダン認証を行うことが可能となります。
それ以外の Outlook では設定如何にかかわらずモダン認証が利用されますが、上記に記したように基本認証を変更できるという利点があるのでぜひチェックしてみてください。
詳細は以下の docs にも記載があるのでぜひ一度確認してみてくださいね。
音楽:来し方