昨今の SaaS 型アプリケーションは、数世代前までの環境のみをサポートするというケースが多いですが、 Microsoft 365 も他 SaaS 製品と同様に世代縛りがあります。
そんな中 iOS に関するサポート範囲の話題がメッセージセンターに追加されていました。
iOS 15 が 2021 年後半にリリースされる予定ですが、それに合わせ iOS 13 のサポートを終了し iOS 14 と 15 のみのサポートとなるという話題です。
以下資料にあるように、もともとサポート対象となる iOS は 最新および 1 世代前の 2 世代分ということになっています。
サポート範囲が変更となったという訳ではなく、今までの流れのままなのですが、影響が大きくなりそうなので取り上げたのかと思われます。
サポートを終了する方法としては iOS 15 がリリースされた後のアプリは対象を 14 以降とすることで 13 までにインストールできないようにするという方向のようです。要は新規インストールが行えなくなるという訳ですね。
消極的なサポート終了のため、直後から使えなくなるという訳ではなく、新アーキテクトの追随や セキュリティインシデントへの対応などが行われないということになりますね。 Windows では影響が大きいものの場合何度かサポート状況に限らず Windows Update でサポート終了後の OS の更新が行われることもありましたが、今回のような制御方法の場合はそういった対応は難しいのかと思われます。
また合わせて watchOS も 6 のサポートが終了となり、 7 と 8 のみがサポート対象となる旨がアナウンスされているので、該当 OS を利用している方は更新を視野に入れておくことを忘れないようにしましょう。
音楽:WHAT PLANET IS THIS