2021 年 6 月に開催されたマイクロソフトの取締役会で ナデラ CEO が会長兼 CEO と兼務となったことが発表されたようです。
現会長は取締役になるようですね。
そんな新しい発表がなされた良いタイミングですが、同時に消え去るものも。。。
という訳で Office テレメトリダッシュボードが 2022 年 8 月リリースのバージョン 2208 で EOS となることが決まったようです。
テレメトリダッシュボードというのはスタートメニューの Microsoft Office ツールにある機能の一つです。
起動すると Excel が起動し、 Office のデータを効率的に収集できるツールとなっています。
Excel ベースにすることで、小規模の組織でも導入しやすいように配慮していたのかと思うのですが、 SQL Server Express のインストールが必要だったり、さまざまなソフトを導入しないと使えないため、利用するために SIer に依頼するということも多くあったのではないかと思います。(私も導入案件にかかわったことがあります。)
以下のタイミング以降に順次利用できなくなります。( 2019 などのバージョンに入っているものはサポート期間中は利用できるため、本格的に利用できなくなるのは 2025年以降となります。)
この docs にもあるようにエージェントとダッシュボードの Excel ファイル以外は自動的には削除されないため、利用が終わったら削除する必要があります。
今後は MECM などの統合管理ツールがこの役割を担っていくことになるようです。
やはり Office 365 単独での役割と Microsoft 365 ( EMS )を組み合わせた役割の差が明確になるので、わかりやすく整理されたという感じでしょうか。(利用している方からは同じライセンスの枠内で利用させよ。と憤りがありそうな気もしますが汗)
いずれにせよ終了時期が決まってしまったので、利用されている方は移行を意識しつつ、備えを行っておく必要がありそうですね。
音楽:現世夢幻