Windows10 Journal アプリを利用してみました

前回の Windows10 Insider Preview でアナウンスされていた Journal アプリをさっそくインストールしてみました。

アプリは以下アドレスから入手可能です。

https://aka.ms/JournalStore

アプリをインストールすると h の筆記体のようなアイコンの Journal が追加されます。

最近のマイクロソフトトレンドと離れたアイコンですね。
このアプリの発祥は Garage project というもので、ラボアプリの位置づけとなるためかもしれません。

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起動してみると、シンプルな画面がスプラッシュとして表示されます。

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その後 Welcome 画面として簡単なチュートリアルが。
この辺りはほかのマイクロソフトアプリと同様ですね。
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このアプリはペンを利用した使い方を想定しているため、その動線を動画を用いて説明してくれています。

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文字の選択もペンを利用して行っていくという斬新な形です。

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ペンだけでなく、指を利用することも視野に入っています。
やっぱり Surface をはじめとしたタッチスクリーンが重要になるという訳ですね。

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星などの図形を書くとそれを感知して重要と認知してくれるといった AI 機能も搭載しています。

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チュートリアルはここまでで後は使って覚えましょう。という流れですね。
という訳で早速、、、と思ったのですが、 Tips が新規ボタンの右側にあったので開いてみます。

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いろいろと記載されていますが、 Pages と Cards という 2 つのビューを駆使しながら利用する。というのが分かりました笑

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Cards を開くと、各ページの文字部分が強調されています。
文字や画像といったタイプを見分けて重要なものを Cards という形で見せてくれるようですね。これは面白い。ちなみに今のところ個別に項目を選定することはできなさそうでした。

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新規に Journal をつくりいろいろ書いてみました。
円で囲むと選択に。選択と、インクとしての円との区分けは実際に円を描いて選択された後に KEEP INK ボタンで制御する形です。

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やはり星を書くと認識してくれますね。
星が書かれた位置には左側にインデックスが張られます。
また、 Cards 上に関連する部位を抽出してくれるのでこの辺りは便利そうです。

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ほか面白いのが PDF のインポート機能でしょう。
PDF を読み込んだうえで INK でいろいろ書き込めます。
Edge にもありますが、ページのキャプチャはマイクロソフトが取り組んでいきたい方向性なのかもしれませんね。

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設定を見てみましょう。
気になる設定はやはり SIGN IN でしょうか。
MSA は連動できず、組織アカウントのみ連動可能となっています。カレンダーと People が連動対象となっていますね。

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さっそくサインインしてみたところ、結構細かく権限を求められました。

この辺りはさすがマイクロソフトです。権限の最小化戦略に沿っているので好感が持てますね。

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サインインが終わり、トップに戻ると自分のカレンダーが表示されるようになりました。

正直この辺りは Windows10 上で動いている以上あまり重要ではないかもしれません。
今のところスマホアプリ版がある状況でもないので今後の連携に期待したいところです。

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正直なところ OneNote との使い分けが分かりにくくなりそうな機能でした。もしかすると将来的には一緒になるなどの魂胆があるのかもしれません。
シンプルさと高機能は逆の発想なので、うまく折り合いをつけられるのかが焦点になりそうですね。

音楽:うずもれ