最近静かに更新を続けていた Windows10 ですが、新たな Insider Program が発表されました。
今回の発表は、複数の Insider Program Dev Channel を維持するというものとなっています。
fe_release として 20277 が、 rs_prerelease として 21277 が同時にリリースされたのです。
一応年明けまでのホリデーシーズン限定となっているのですが、その間は Dev Channel に fe と prers の2種が存在することとなります。
今回の更新を見る限り、 fe ではバグフィックスを中心に、 prers では機能更新を中心に対応していくように見えたのですが、 1 か月弱の間でいろいろな調整や調査が行われるのでしょうか。ちょっと気になる運用ですね。
今回私の PC では、 20277 にバージョンアップしてから 21277 にバージョンアップする 2 段階での更新を行ってみました。
更新後に Windows Update 画面に出ている 21277.1000 のアナウンスより、ダウンロードしてインストールを押下する形です。
押すとすぐにダウンロードが開始されました。
更新後はほとんどリリース番号も変わらないのですが、エクスペリエンスは 120.27512.10351.0 から 220.32303.0.2003 と全く異なるものになっていました。
このエクスペリエンスが機能の全容なのかもしれませんね。
今回の更新では絵文字のセットにある「大人」が進化しています。
もともと女性、男性の中に中性的に性別を区別しない大人、子供というものがあったのですが、そこに「大人:はげ頭」という何とも微妙なラインナップが増えたようです。
男性も方向性が変わり、ひげがなくなったものに変化しました。
20277 では以下のようにピッカー自体も古いバージョンのものとなっています。
( fe_release になったときになくなった画面ですね。)
また、スタートメニューのフォルダーについても変更が加わっています。
フォルダーの中に 1 つのみショートカットが入るようなケースでは、フォルダーが消え、直接ショートカットが表示されるようになっています。
ちょっとわかりにくかったので試してみたのですが、まだ安定した動作とまではいかないようで、、、
スタートメニューの中身は以下の場所に展開されています。(ユーザー個別向け)
AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs
この中にテスト用のフォルダーを作り、ショートカットを 2 つ入れてみました。
この場合、 N の個所に 1 つのみショートカットが配置されるようです。
おそらくショートカットの中身をみて、同一のオブジェクトを見ていると 1 とカウントするようです。
(この場合は Windows¥notepad.exe )
このケースは 2 点問題があり、 1 つはフォルダー名が消えて、中身の位置に移動してしまうこと。( T から始まるフォルダーに格納していたので、本来は T の位置に入ってほしい。はず。)
もう 1 つはアンインストーラーなどを引数で区分けていると一番上の 1 つしか表示されないことでしょう。(おそらく名前順)
ということで試してみましたが、はやり 1 つだけしか表示されませんね。
日本語の Uninstall はアンインストールなので、大概上に来そうなのが難点です。
Build 21277 を入れたときはこの点には注意しておく必要がありそうですね。
音楽:橘