Microsoft 365 SharePoint ページのプロパティで入力の強制確認ができるようになるようです

最近 SharePoint の案内ができていませんでしたが、世の中ではファイルを保存する機能だけでなく、ページ関連の機能も意欲的に更新され続けています。

そんな中で、ようやく実装された!という状況なのが、ページプロパティの必須強制入力機能です。

通常のリストでは必須入力の列を作成すると、その値を入力しない限りデータの入力は完了しません。

しかし、ファイルのアップロードを行うケースではアップロード後のプロパティ設定をキャンセルすることで、プロパティの必須入力を回避することができました。

通常のファイルは仕方ない面もあると思うのですが、 Wiki ページを作成するような SharePoint だけで完結する aspx ページを作成するサイトページの場合でも同様にプロパティの必須入力が回避できてしまっていたのです。

今回 2020年 11月 末までの更新の中で、サイトページの更新時も必須プロパティを入力しない限りユーザー公開できないように仕様が変更されるようです。

私のテナントではすでにできるようになっていたので、イメージをお伝えしておきます。

以下は必須属性を付けたテキスト列を用意したサイトページのライブラリです。「必要な情報」と書かれた部分が該当の個所です。(ページ作成後に列を追加した場合はこの表示になるみたいです)

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右側のリストビューの設定にも確認が必要なファイルというビューが追加されます。

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中に入ってみると必要な情報がないページだけが表示され、わかりやすくなっています。

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情報パネルでも最上部に出てくるため、見落とすことはほとんどなくなるでしょう。

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情報パネル上からも必須項目の入力が可能となっています。

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新規にページを作成した場合、チェックインの時に同じように入力を求められます。

ここで入力しない限りチェックインできないため、未完成のドキュメントとして扱われることになります。

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こうすることで入力漏れを防いでいるということですね。
こういった情報の欠落は SharePoint 2013 のころから問題視していた記憶があるので、ようやくの実装という感もありますが、忘れることが無くなるのはかなり良い方向です。

この機能の実装によって、列のあり方が少し変わる気もするので、サイトページの機能を使われている方は一度列プロパティを見直しておくとよいかもしれません。

音楽:Atomic Bird