Windows 10 の標準ブラウザーである Edge は、最近のモダンブラウザーのトレンドに則っており、複数のプロセスが協調しながら一つの Web ページを構成するつくりとなっています。
その作りにおける基礎的な動作について解説しているページを見つけたので確認がてら共有しておきたいと思います。
まず、このサイトを見てもらいたいのですが Edge は以下の 7種 のプロセスでできています。(ここでいうプロセスは実行されたプログラムのこととなります。)
Browser process
Renderer processes
GPU process
Plug-in processes
extension processes
Utility processes
Crashpad handler process
それぞれは以下のイメージ図を見るとどのように構成されているかがわかるかと思います。 図にないのは Utility と Crashpad の 2つ ですが Utility はオーディオやビデオなどの再生を行うアプリとの橋渡し役、 Crashpad は障害発生時のレポート役となるようです。以下図にも動画っぽいものが書かれていますが、 Plug-in となっています。これは Flush プラグインを意識しているからということのようです。
これらのプロセスですが、タスクマネージャーのプロセスタブから確認することもできます。表示中のアプリはこのように名前でソートすると上に表示されますね。
列を右クリックし、コマンドラインを出してみます。
すると、実行ファイルの引数に type というものがあるのがわかります。
ここで種類を見ることができます。おそらく type が書かれていないものが Browser プロセスになるでしょう。
そのほか、プロセスの下の方を見ていくと、バックグラウンドプロセスがいくつか現れます。ここにあるのは表示中ではない画面と Crashpad ですね。
このような作りになっているのですが、コンピューターの内部構造は機会がないとなかなかみることがありません。
原文は英語なので少しハードルはありますが、時間のある時に一読してみるとよいかと思います。
音楽:半島の東