Microsoft 365 SharePoint Modernization Scanner を動かしてみました

昨日お伝えした SharePoint Modernization Scanner ですが、早速インストールしてみました。
ダウンロードは以下のリンクから行えます。

https://github.com/SharePoint/sp-dev-modernization/blob/dev/Tools/SharePoint.Modernization/Releases/SharePoint.Modernization.Scanner.exe?raw=true

珍しく docs に直接リンクが張られる構成となっていますね。

https://docs.microsoft.com/en-us/sharepoint/dev/transform/modernize-scanner

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ファイル名は以下。サイズは 15MB 弱ですね。

SharePoint.Modernization.Scanner.exe

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ダウンロードしたファイルを起動するとそのままアプリが動き出します。

面白いのは、プロンプト起動ということでしょうか。

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プロンプトを待っていると、 GUI が表示されます。
ログイン情報ですね。

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ログイン方法は 4 つから選べました。

Username and password を選ぶとログイン ID とパスワード入力になります。
今だとその下の Multi factor Auth を選ぶとよさそうですね。 OAuth で起動してくれました。

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続いてスキャンする範囲の選択です。

Complete tenant を選べばすべてになります。

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更にスキャンの方針。何をかくにんするか。ですね。

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一番下にAll of the above があるので、これを選べばすべての情報をチェックできます。

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なぜかチェックボックスを直接選ぶことはできず、ドロップダウンのセレクターで選ぶ形になっています。

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最後に動作方法です。
10 並列でスキャンを行うのが初期設定となっていました。
基本情報をとらないようにする設定ですが、 Export the detailed web part property data だけは情報を付加する項目ですね。
これを取ると重くなるから外しているのかと思います。
時間が取れるようであればチェックを入れてしまいましょう。

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Start scan を押すとプロンプト側が動き出します。
40 サイト強で 4 分程度。結構早い動きですね。

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動作が完了すると GUI もろともプロンプトが終了します。
終了後、実行ファイルのあった場所に数字でできたフォルダーが作成され、その中に CSVExcel ファイルが格納されます。

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試しに Office 365 List Readiness を起動してみました。
最初にデータを CSV からダウンロードするようで情報バーが表示されたらコンテンツの有効化を押しましょう。

結構細かく分析がされているように見えます。どのテンプレートから作成されたリストがどれだけあるかわかるため、定期的にスキャンしてもよさそうですね。

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ワークフローの一覧もあるのでこちらも同じように動かしてみました。
これは 2010 / 2013 で作られたワークフローがどこにあるか、簡単に見つけられます。

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2010 ワークフローの EOS はやっぱり様々なところで語られているようで、早いところ分析を進めていきたいところですね。

音楽:rise