PowerShell 7.0 をインストールしてみました

Windows に搭載されているの Shell はコマンドプロンプトですが、 Windows 10 の初期ごろから徐々に Windows PowerShell に変わってきました。
Windows 10 に標準搭載されている PowerShell はバージョン 5.1 となります。

f:id:mohessu:20200306020759p:plain

この PowerShell のバージョンが 7.0 に更新されたのでお知らせします。

https://devblogs.microsoft.com/powershell/announcing-powershell-7-0/

f:id:mohessu:20200306015647p:plain

もともと 6.0 、 6.1 、 6.2 とバージョンを重ねていたのですが、 Windows 以外でも利用できるようにと、名称を Windows PowerShell から PowerShell Core という名前に変更し、 Windows の付属という感じを消してきていたのですが、ここにきて Core という名称を削除し、よりわかりやすい名前になりました。

最新となる PowerShell 7.0 は以下からダウンロードできます。
マイクロソフトのサイトからではなくて、GitHubでの提供というのもよい感じですね。
Windows 版だけでなく、 LinuxMacOSX で利用できるようになっています。

https://github.com/PowerShell/PowerShell/releases

f:id:mohessu:20200306020426p:plain

Windows 64bit 版は 86MB で、少し大きめのインストーラーとなっています。

インストールを開始すると、アニメチックなキャラが出てきます。
よく見ると顔が PowerShell のマークですね笑

f:id:mohessu:20200306021145p:plain

インストールは簡単で、どんどん進んでいけるインターフェースになっています。

f:id:mohessu:20200306021157p:plain

設定は上位 2 つが有効になっています。
上から Path 登録、イベントログ登録、リモートの有効化、エクスプローラーのシェル統合となっています。利用時は上 2 つを設定しておくとよいですね。

f:id:mohessu:20200306021226p:plain

これで設定は完了で、インストールを開始できます。

f:id:mohessu:20200306021240p:plain

インストール自身は 5 分かからず終わるので、インストーラーのサイズの割に早いです。

f:id:mohessu:20200306022159p:plain

起動すると、 Windows 標準バージョンとは異なり黒い画面です。
うん、コマンドプロンプト感が強いですね笑

バージョン情報を見ると、 7.0.0 となっています。

$PSVersionTable

f:id:mohessu:20200306022305p:plain

このバージョンではライフサイクルサポートがなされ、 2022 年 12 月 3 日の .NET Core のサポート終了までサポートが続きます。

また、 Windows PowerShell で利用でき、 PowerShell Core で使えなくなった GUI 系のコマンドもまた利用できるようになったため、より移行しやすくなっています。

機能的にもパラレル For-Each など、性能向上に有用な機能が満載です。

PowerShell を利用している方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

音楽:The Target