Windows7のサポートは2020年1月で終了となりますが、セキュリティパッチについては、ESUという拡張セキュリティアップデートを受け取る契約を行うことで最大3年間緊急性の高いセキュリティ問題を回避するためのパッチをあてることができるようになります。
このESUはMAKというプロダクトキーをPCに読み込ませておくことで利用かのとなるのですが、大量にPCがある場合はVAMTというツールを利用する方法が一般的になる可能性が高いため、今回はVAMTのインストールを試していきたいと思います。
VAMTはWindows ADKというツールの1つの機能となっているため、まずはダウンロードしていきたいと思います。
ダウンロードは以下のサイトから行うことができます。
https://docs.microsoft.com/en-us/windows-hardware/get-started/adk-install?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496
Download the Windows ADK for Windows10 ~となっているところがダウンロードリンクとなります。
adksetupというファイルがダウンロードされ、サイズは1.8MB。
別途本体をダウンロードしてくるタイプのインストーラーです。
早速起動すると、インストールを行うか、ダウンロードを行うかを確認されました。
今回は直接インストールしたかったため、上を選んでいます。
インストール先を選択していきましょう。
続いて使用状況をマイクロソフトに伝えるかどうかの選択です。
より良い製品に仕上げてもらうため、できれば送信するようにしておきたいところです。
送信しても、匿名で扱われる点は安心感が持てますね。
続いて使用許諾です。最後まで読んで問題なければ先に進みましょう。
続いてインストール内容を決定します。
利用したいのはVAMT、ボリューム ライセンス認証管理ツール(VAMT)となっているところですね。初期状態ではチェックがオフなので、入れていきましょう。
このツール自体は11MBと小さいのですが、全部入れると1.2GBとなります。
ご自身の利用状況に応じてインストール範囲を検討してください。
なお、利用にはSQL Server 2008以降が必要です。
SQL Server 2008自体は2019年7月でサポートが終了しているので、現時点での最新バージョンを利用するようにしたいですね。
一旦、SQL Serverは後に回してインストールを進めていきましょう。
インストールボタンを押すとダウンロードが始まるため、かなり時間を要するので注意しましょう。(全選択している場合)
ダウンロードとインストールが終わるとガイドを表示するか、閉じるかを選べます。
ちなみにガイドは以下URLとなっています。
このアドレス、残念ながら新機能の紹介なのでVAMTを利用したい人には関連することはほとんどないでしょう笑。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/get-started/what-s-new-in-kits-and-tools?redirectedfrom=MSDN&WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496
続いてSQL Serverをインストールしていきます。
今回は簡易的に立てるだけなのでSQL Server 2017 Expressを選択しました。
https://www.microsoft.com/ja-jp/sql-server/sql-server-downloads
Express エディションは無料バージョンなのですが、2段目右に配置されています。
ダウンロードしたところこちらもネットワークインストーラーとなっているため5MBしかありませんでした。
インストーラーを起動すると以下のような形に。
久しぶりにSQL Serverのインストーラーを立ち上げましたが、まさかのダークモードになってるのですね。
斬新ですが、ボタンが絞られていることもありわかりやすい!
というわけで、左の基本を押してインストールを進めていきます。
続いてライセンス条項の確認です。
これも内容をちゃんと確認の上進めていきましょう。
続いてインストール場所ですね。
無償版だからか、設定項目がインストール場所のみとなっています。
これだけ簡易化されると非常に扱いやすいですね。
あとはインストールボタンを押して待つのみです。
インストールが終了すると、接続文字列などが表示されています。
この後のVAMT設定に接続文字列のうちServer=の部分を利用するので控えておきましょう。
おそらくServer=localhost\SQLEXPRESSとなっているはずです。
以上でインストールは完了です。
次回はVAMTの設定を行っていきましょう。
音楽:sad moon