Office365 Teams一括アプリをインストールしてみました

Teamsが一括インストールできるようになったことで、どのようなインストール動作になったのか試してみたいと思います。

まず今回は、以下のURLからダウンロードしたファイルを利用してみます。

https://teams.microsoft.com/downloads/desktopurl?env=production&plat=windows&download=true&managedInstaller=true&arch=x64

ダウンロードを行うと、Teams_windows_x64.msiファイルが作成されます。
これをCドライブなど、ASCII文字のフォルダに移動させましょう。
ダウンロードなど、かな漢字が入った場所にあるとうまく動作しませんでした。

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まず何も考えずダブルクリックしてみると、以下のようにインストーラーが起動しますがすぐに消え、何も起こりませんでした。

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共有インストールするためには引数設定が必要となるため、コマンドプロンプトを起動していきます。
コマンドプロンプトは管理者で起動しましょう。 

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管理者として起動する場合は管理者権限を持ったユーザーでログイン後、cmdと検索窓に入力し、コマンドプロンプトを選択して右クリック、管理者として実行を押下します。

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そこで以下コマンドを入力します。[Path]には先ほどファイルを移動させた場所を入力しましょう。

msiexec /i [Path]\Teams_windows_x64.msi /l*v [Path]\Teams_windows_x64.log ALLUSER=1

l*vのくだりはログの場所を指定します。重要なのはALLUSER=1ですね。これを設定することで共有用と認識されるわけですね。

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このコマンドを利用してもダイアログが一瞬表示されるだけで特にインストールが完了した旨は表示されません。
コマンドで一緒に設定したログファイルを見てみると、成功時は以下のようにしたから2行目に0と表示されます。

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この状態ですと、Program Files (x86)にTeams Installerというものが作成されます。
ここからユーザーに向けてインストールがされるということですね。

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続いてTeamsがインストールされていないユーザーでログインしてみましょう。
すると、以下のようにアカウント入力画面が表示されました。
うまくTeamsが導入されたという証ですね。

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インストール自体は%appdata%内になされていることがわかります。

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先の記事でも記載しましたが、初期インストールのみインストール制御され、その先では個別ユーザーごとにアップデートされていく仕組みです。
そのため、統制を取ったり、ネットワーク負荷を抑えるという仕組みにはなっていないため、その点は注意して取り扱うようにしたいですね。

音楽:Ask DNA