Office365 サービスとアドインからOffice アドインの展開が行えるようになりました。

多分先日までこのボタンは無かったと記憶しているのですが、Microsoft 365 admin centerのサービスとアドインにアドインの展開というボタンが追加されておりました。

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このボタンを押すと、新しいアドインというメニューが現れ、一元展開という機能の説明が。

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一元展開はストアから、ローカルマニフェストマニフェストURLから選択ができます。

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Officeストアを選択すると、ExcelPowerPoint、Word、Outlookの中からアプリを選択することができます。

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あとはよさそうなアプリを見つけたら、追加ボタンを押すだけ。

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このアドインを誰に展開するか、削除させないようにするかなどを選ぶことができるようです。

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最後に適用対象を選んで保存すれば完了です。

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保存後は3分待つように記載が。

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これでアドインの展開は完了です。かなり簡単にインストールまで完了できますね、、、

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インストール後はほかのアプリと並んで表示されるようです。笑

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ただ、現時点ではアドイン一覧にはすぐに表示される状態ではありませんでした。

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手軽に展開出来て、手軽に使える。というところまで完成すれば、Officeアドインを使うケースも大きく増えてきそうですよね。おそらくですが、このアドインはクライアントアプリ側でも同じように動作するのかと思います。そうなると、プッシュ配信ですね、、、

この方向はとっても面白い感じに進みそうな感があるので、今後もどういった機能になっていくのかウォッチしていきたいと思います!

音楽:虎視眈々

Office365 通知ポリシーの対象がE1までに広がりました

Office365では、特定の設定や動作が行われた際に、動作挙動が正しいものか通知を行って状況を知らせてくれる機能があります。

もともとOffice365 E5の機能として用意されていたのですが、Office365 E1/E3でも一部の設定が有効となるように変更されました。

Office 365 セキュリティ/コンプライアンス センターの通知ポリシー - Office 365

上記URLに表が載っていますが、転送設定、Exchange管理者権限の付与、メールの遅延(2,000件以上)というポリシーがE1/E3での対象となるようです。

ポリシーの一覧はセキュリティコンプライアンスセンターのアラート-アラート ポリシーより確認することができます。

E5のライセンスを保持していると更に多くのパターンを検知することができます。

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このポリシー、初めから有効になっているため、例えばOutlook on the Webより転送設定を行うと、右上に出ている通知のように、問題が発生したことがわかるようにテナント管理者に通知がされます。

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通知と同時にメールも発報され、何が起きたのかチェックすることが可能です。

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このメールについては残念ながら言語別の対応はなされていませんが、!マークがつくなど、一目見て注意を惹く作りとなっているためまず意識できるのではないかと。

現在のところメールでの通知のみが行われ、管理センターアプリなどでは通知が来ないようなので、管理者への連絡。という観点ではさらなる更新を期待してみたいところです。

ただ、こういった形でE5のセキュリティ機能が良いものだ。というのが手に取るようにわかるのはありがたいですね。
この機能をきっかけに、上位のセキュリティ製品への導入へと至れば、安全性の確保という点でも意味のある状況に持っていくことができるのではないかと思われます。

是非この流れは定着行ってほしいですね!

音楽:虎の夢

Windows10 間違えて起動したSkypeを自動起動させない方法について

Windows10にはデフォルトアプリとしてSkypeアプリが入っています。

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特に業務用で利用するケースなどでは、Skype for Businessが入っているケースがあり、同時に起動しているとどちらが動いているのかわからなくなったります。

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初期状態では、Skypeが起動することはないのですが、一度起動をしてしまうと残念なことに自動起動に登録されてしまうのです。
スタートメニューでは、残念なことにSkypeSkype for Businessが並んでいるため、間違えて押下してしまう可能性が残ります。

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間違えて押してしまうと上記の通り次回より起動してしまうのですが、実はこのSkype自動起動をやめるにはログインした後に設定を変える必要があるのです。
ログインした後。というのが曲者で、業務利用のケースではそもそものログインIDを持っていないことが大半となります。(Skype for BusinessのIDとは異なるので、間違えて入力しないように注意が必要です。)

もしもこのような状態になってしまった場合、タスクマネージャーを起動し、スタートアップから無効化することで起動を抑制することができます。 

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やり方は簡単で、Skypeを選択し、右クリックメニューの上段にある無効化を選択するだけです。 

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状態が無効となれば対応完了です。

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次回のPC起動時にはSkypeが起動しなくなります。

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もし間違えて自動起動となってしまった際には、本方法で回避してみてはいかがでしょうか。

音楽:Equinox

Windows10 Insider Preview Build 17692でました

Insider Previewが出てから1週間は立ちましたが、ようやくインストールができました。

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このバージョンの目玉はSwiftKeyの実装ですね。
Build 2017で紹介されていた機能だったと思いますが、Windows10に実装されてきました。

簡単に言うと、ソフトウェアキーボードをなぞると、なぞった位置を検知して単語を予測するというAI予測機能のような実装となっています。

残念ながら日本語環境には対応しておらず、英語などの言語圏のみの対応となっています。アジア言語ではなかなかこの機能は厳しいのかもしれませんね。

そのほか、開発系の機能なのですが、WebDriverというブラウザの自動テストフレームワークソフトをオンデマンドでインストールする機能が搭載されたようです。この手のフレームワークはバージョンを合わせる必要があるため、Insider Previewが出るたびに更新する必要があるものになりますから、開発が楽になりますね。
オプション機能のインストールから実施するようだったので探してみたのですが、既にインストール済みとなっていました。

設定 - アプリ - アプリと機能 - オプション機能の管理にてインストールが確認できます。

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(一番上にある表示文字のない0バイトのアプリは何者でしょうか、、、)


なお、単独インストールからもオンデマンド化されるようなので、ダウンロードしてインストールしている場合でも安心です。

WebDriver - Microsoft Edge Development

最近思っているのですが、Windows 10のWaaSでは、如何に試験を簡易化していくかがカギとなるので、こういった試験支援ツールを使いこなせることがこれからの開発分野では重要になってくると感じています。

次に、簡単操作のディスプレイにテキストサイズの変更機能が追加されています。

100~300の間で設定を変更できます。
他の機能と違い、Applyを押すまでは確定しないので、適度なサイズを選択してから設定することが可能です。

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ただし、設定は要注意で。
現時点では大きくすることは問題なさそうなのですが、初期値と思われる100に戻すと各種フォントが思いのほか小さくなります。笑

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Setsタイトルの文字はいいサイスなのですが、それ以外の文字が小さくなりすぎます。

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この辺りは追々チューニングされるのを待ちたいところですね。

音楽:インフィニティ #7

Windows10 回復機能を利用したWindowsの修正

前回お伝えしたISOからのインストールでは、Insider Previewの更新をするとユーザーデータが消えてしまうことがわかりました。
そこで今回は、設定 - 更新とセキュリティ - 回復から実行できるPCを初期状態に戻す機能を試したいと思います。

Windows Updateがうまく機能していない状況なので、このPCを初期状態に戻す。を開始します。

【回復機能】

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このPCを再設定するというダイアログが起動するので、個人用ファイルを保持する。を選択しましょう。これを選択することで、前回のISOファイルインストールではなしえなかった、設定情報を残したままの再設定がなしえるというわけです。

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すると、現在インストールされているアプリが一覧として表示されます。
一部インストーラーを用いずにexeを直接起動していたアプリも表示されていたので、どこから取得した情報なのかは定かではないのですが、信頼性は高そうな感じでした。

このアプリの一覧は回復された後にデスクトップに削除されたアプリ.htmlという形で表示されます。

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後はそのまま意を決してリセットボタンを。
消えるもの、残るものがある作業はドキドキしますね。

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あとは待つのみ、、、

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2時間ほど外出していたら回復が終了し、Windows Updateが動作するようになっていました。
ただし、Insider Programの動作がうまくいってなさそうな感じに、、、

Windows Insider Program 設定のリンクを押してみます。

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アプリの切り替え画面が表示されました。ページ移動でもこれ、出ちゃうんですね。

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やはりInsider Programが正常に読まれていないようです。
まずはプライバシーに関する声明を読みます。

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すると、通知領域にInsider Previewを取得できるような文言が。クリックしてもう一度上記画面に戻ってみましょう。

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すると、設定変更はできない状態のちょっと不思議な画面構成に。
Windows Insider アカウントの表記は残ったままだったので、クリックしてみます。

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すると、ボタンが。
変更を押し、同じ内容に変更したことをWindowsに読み込ませましょう。

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同一アカウントでサインインします。

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すると今度はドロップダウンが選択できる、元の状態に戻りました。

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ちゃんとDefenderの定義もダウンロードできるようになりましたし、Insider Previewもダウンロードされてくるようになりました!
これで基盤面は完全に戻りましたね。

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あとは削除されたアプリ群です。
デスクトップにできた以下アイコンをクリックします。

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すると、先に表示されたいた削除されたアプリの一覧が。

一部はリンクが表記されていて、このままアプリを探しに行ける状態になっていました。インストーラーにURLが示されているとリンクになるのだと思いますが、ちゃんと作られたインストーラーはやっぱり違いますねぇ。

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これらを再インストールすることで、ほぼ元の状態に戻すことができました。
皆さんも、動作がうまくいかないことなどがあったら、まずは回復を試してみてはいかがでしょうか。 

 音楽:SPACE LION

Windows10 Windows Updateがエラーに、、、

先週、新しいInsider Previewを紹介しようとしていたのですが、Windows Updateがエラーとなり、導入ができない状態となっていました。

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この程度なら、次のアップデートには勝手に入るようになってくれるんじゃないかと期待しながら、ちょっと待ってみようと思っていました。

が、今度はWindows Defenderがアラートを出し始めたのです。
なんと、Windows UpdateからダウンロードするDefenderの定義ファイルも一緒にダウンロードできなくなっていたのでした、、、

一応以下サイトから定義ファイルをダウンロードして適用することはできるのですが、日々するにはしんどい対応なので、思い切って再インストールを試みることにしました。

Latest definition updates for Windows Defender Antivirus and other Microsoft antimalware - Windows Defender Security Intelligence

まずは、Insider Previewのダウンロードを試してみます。
先に行ってしまうとこの方法だとデータをすべて消すという形になることがわかったため、最終的には別の方法をとることにしています。 データが消えてもきれいにしたい場合はこの方法をとることができます。

以下URLよりISOファイルをダウンロードしましょう。

Download Windows 10 Insider Preview Advanced

ここにあるInsider Previewは少し前のバージョンのISOがあるので、最新のものではないことが多いことは事前に注意しておきましょう。
また、ここからダウンロードできるのはInsider Program参加者のみ。要するに、Insider Program登録アカウントでサインインする必要があります。右上のサインインより、該アカウントでログインを行います。

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ログインがすむとダウンロードが可能な画面に。
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必要となるエディションと言語を選択します。

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あとはbitnessを選択するとISOファイルがダウンロードされます。
それぞれ選択後にConfirmを押す必要があるので忘れずに!

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あとはダブルクリックで仮想ドライブに読み込ませ、Setup.exeを起動します。

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起動すると、後は通常のWindowsセットアップと同様です。
重要な更新プログラムのインストールを選択します。

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インストールを選択した場合はダウンロードが始まります。
ちょっと時間がかかるので、急いでいる場合は今は実行しないを選択する必要があります。

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ライセンス条項を確認したうえで同意しましょう。

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ここまできて、個人用ファイルを引き継ぐボタンが押せないことがわかります。

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よく見ると下部に理由が記載されています。
バージョンがアンダーすることがいけない。ということのようです。

やっぱり一世代前のInsider Previewが入っている状態で、少し旧版となるISOのバージョンを入れようとするとダメなんですね。
理由はわかれどちょっと悲しいですね。

というわけで、データを残したいときは、今よりも新しいバージョンのInsiderを入れるか次回説明する方法で更新する必要があります。これは忘れないようにしておきましょう!

音楽:CAT BLUES 

Office365 SharePoint Onlineのチューニングについて

SharePoint Onlineを含むOffice365といえば、購入してすぐに利用開始できることが一つの利点ですが、大規模で利用する場合はチューニングなどを駆使することで速度の改善などを行うことができます。

その中でも影響度が大きいのはCDNを利用した静的ファイル群のキャッシュサーバー利用でしょうか。SharePoint Support BlogにCDNの意味と利用方法が紹介されていました。

SharePoint Online で CDN を利用する – Japan SharePoint Support Team Blog

チューニングのレベル感はここには記載されていませんが、環境・場所によってはデータの取得に1秒以上の改善効果が見込めるようで、体感レベルでチューニングを実感できる可能性があります。

こんな良いことづくめに思えるCDNの利用についても意識して気を付けなければならない観点があります。

IPアドレスの範囲資料を見るとわかるのですが、CDN利用時はExpress Routeが利用されません。FWなどでExpress Routeに抜けるようネットワーク設定を行っている場合はネットワークインフラ構成を再検討するところからスタートとなるので、そういった環境での利用は大きく検討が必要になるのかと思います。

Office 365 URL および IP アドレス範囲 - Office 365

 

また、Office365全般でのチューニングは以下のURLを参照するといろいろと記載があります。
ただし、SharePoint OnlineとProject Onlineは細かく記載されているのですが、その他サービスはチューニングの範囲が狭いため、今後の更新に期待したい感じです。

Office 365 のネットワーク計画とパフォーマンスのチューニング - Office 365

音楽:羽化