Office365 SharePoint Onlineのチューニングについて

SharePoint Onlineを含むOffice365といえば、購入してすぐに利用開始できることが一つの利点ですが、大規模で利用する場合はチューニングなどを駆使することで速度の改善などを行うことができます。

その中でも影響度が大きいのはCDNを利用した静的ファイル群のキャッシュサーバー利用でしょうか。SharePoint Support BlogにCDNの意味と利用方法が紹介されていました。

SharePoint Online で CDN を利用する – Japan SharePoint Support Team Blog

チューニングのレベル感はここには記載されていませんが、環境・場所によってはデータの取得に1秒以上の改善効果が見込めるようで、体感レベルでチューニングを実感できる可能性があります。

こんな良いことづくめに思えるCDNの利用についても意識して気を付けなければならない観点があります。

IPアドレスの範囲資料を見るとわかるのですが、CDN利用時はExpress Routeが利用されません。FWなどでExpress Routeに抜けるようネットワーク設定を行っている場合はネットワークインフラ構成を再検討するところからスタートとなるので、そういった環境での利用は大きく検討が必要になるのかと思います。

Office 365 URL および IP アドレス範囲 - Office 365

 

また、Office365全般でのチューニングは以下のURLを参照するといろいろと記載があります。
ただし、SharePoint OnlineとProject Onlineは細かく記載されているのですが、その他サービスはチューニングの範囲が狭いため、今後の更新に期待したい感じです。

Office 365 のネットワーク計画とパフォーマンスのチューニング - Office 365

音楽:羽化