過去より Microsoft は開発と生産性向上を中心に製品展開を行ってきた会社ですが、その中でも当時は唯一無二だったアプリがありました。それは Microsoft Project なのですが、進捗と費用とを同時に管理できる仕組みで、これを複数プロジェクトに拡大した Project Server 、それをオンライン化した Project Online など多種多様な仕組みを提供してきました。しかしここにきて Project Online の提供が 2026 年 9 月 30 日をもって終了となるようです。
これはどうも SharePoint Designer の提供終了に合わせた措置のようです。
以下のように一部の機能でワークフローを作成することがったのですが、 SharePoint Designer が必要になる機能なので、これを機に提供終了としたのかと思います。
なんだかんだ言って最近は Project よりも Planner でタスク管理させる方向性が出ていましたからね。
工数や費用とタスクを紐づけて管理したい場合はデスクトップ版の Project やオンプレ版の Project Server を利用するという流れになるのかと。
Project Server はほかの Office Server 群と同じように Subscription Edition がリリースされており、永続バージョンアップ対象となっているんですよね。
大きく変わらないというのは安心感も大きいので Project のような長期にわたって利用するものはオンプレの方が相性が良かったのかもしれません。
なお Project Online のライセンスは 2025 年 10 月 1 日から提供が終わり、新しいテナントを作成するのも 2026 年 4 月までとなっているようです。
Project Online 上のデータは 2026 年 9 月末をもってアクセスできなくなるとのことなので、移行も含めてこの 1 年で終息に向かわせる必要があります。
長く利用していればいるほど以降は難しくなりそうですが、早めに入れ替えを検討していくのが良いでしょう。
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