皆さん Office Scripts はご存じでしょうか。 Microsoft 365 で扱えるマクロの進化型ともいえる機能で、 VBA をオンプレでの開発機能とすると、 Office Scripts はクラウドでの開発機能といったところになっています。
この Office Scripts ですが Office 365 E1 や F3 で利用できるようになったようです。
ちょっと私の認識が古いのかもしれませんが E1 は Microsoft 365 Apps がないエディションなので、利用シーンが限定されていたということなのかもしれません。
例えば Office 2013 などのバージョンを使っている場合はやっぱり VBA 主体でアプリを構築するといったことが多かったのではないかと。
こんなイメージが強かったので E1 で使うケースは限られるのかなという思いが強かったのですが、 SharePoint 上で動作する Office for the Web が市民権を得られるようになってきたということなのかもしれませんね。
Office for the Web 上にファイルを保存したら、自動化タブを使ってスクリプトを作っていくことができます。
マクロと同じように操作を記録することもできるのですが、コードを書くことも容易に行えます。
このコードは VBA のような Basic ベースではなく、 Typescript なので Web を扱ったことのある方なら簡単に覚えられるのではないかと。
例えば Open AI を使うためのスクリプトはこんな感じです。
詳細はこの辺を見ていただければ。。。
Microsoft 365 Apps Excel Office Script を利用して Azure Open AI を呼び出してみました - （）のブログ (hatenablog.com)
ちなみに上記の案内にもあるのですが、 Office Scripts はサンプルがいくつか用意されています。
例えば以下の Learn なんかに上がっているサンプルだと、 Power Automate などと連携しながら動かすパターンが用意されている感じですね。
このように Office Scripts は連携を主眼に置いていることもあり、VBA とはまた異なった使い方ができるようになっています。
このタイミングで利用できるようなった人も、まだ使ったことがなかった人もぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。新しい発見が期待できると思いますよ！
音楽：MAIN THEME_Duet
