Teams 2.0 がリリースされて早 1 か月。
チーム間の移動がスムーズになった状況を多くの方が味わえているのではないでしょうか。
しかし VDI を利用している場合、インストーラーの関係や VDI 向けの特殊モジュールのリリースが後手になっていることから、まだ Teams 2.0 の利用ができていないケースも多くあるように感じます。
そんな VDI 向けの状況でしたが、ようやく実際に利用できるモジュールが提供されて始めていました。
Learn で手順とモジュールが公開されているため、早速適用を目指してみたいと思います。一般的には以下の方法を用いれば VDI 環境にインストールできます。(管理者権限が必要となるので注意!)
ここにある 1 と 2 のファイルをダウンロードして PowerShell を管理者権限で実行する感じですね。
この MSIX ファイルは 32bit 向けモジュールなのですが、 x64 モジュールも GitHub 上に展開されている模様でした。公式リンクが安全なので、まずはこれを使うのが良いでしょう。( x86 モジュールでは Web カメラの背景を設定できるようになっていました!)
実行時はファイルを同じ場所に置いたうえで以下のコマンド実行となります。
.\teamsbootstrapper.exe -p -o ".\MSTeams-x86.msix"
ただ、私の環境ではインストールに失敗して上記のような表記が出てしまいました。
このエラーの理由は以下 Temp フォルダーにある teamsprovision.log を見るとある程度想定ができます。
%systemroot%\temp
何度かやり直したのですが、 Teams がインストール済みと判断されていたようです。
これ、以下キーが存在している表示されるとのことで、レジストリエディター確認してみたところありました。うまくいかなかった場合はこのキーを削除してみるところから始めるとよさそうです。
HKLM\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\Office\Teams
次に、インストール済みのアプリを消す。これも試してみるとよいでしょう。
うまくいけばこれだけでインストールが成功します。
成功時はこんな感じに表示されます。
実は何度か試しているうちに、この削除だけではインストールできなくなってしまう事象に見舞われました。
その際は teamsbootstrapper を回避してインストールを試みてみるとよいでしょう。
こんな感じのコマンドですね。
powershell.exe -ExecutionPolicy bypass -command "&{ Add-AppxProvisionedPackage -Online -PackagePath .\MSTeams-x86.msix -SkipLicense }"
PackagePath は環境に合わせて変化させてみてください。
これで VDI でも Temas 2.0 が利用できるようになるはずです。
インストールに失敗する場合はぜひ活用してみてください。
音楽:天使の夢