Microsoft 365 Copilot の準備を始めましょう

Microsoft 365 管理センターで Microsoft 365 Copilot の準備に関するアナウンスが行われていました。

Copilot はまだ有料プライベートプレビュー中で一般のユーザーは使えないのですが、今後利用に備えておく必要があるということで、 youtube でビデオが提供されています。

https://www.youtube.com/watch?v=oeX0lsMA69U

この説明の中で意識しておかなければならないことがまとまっていて、とても有用だったので説明しておきたいと思います。

まず、 Copilot に限った話ではないのですが、より意識を高めなければならない点としてアクセス権の再確認が挙げられていました。

人によっては何をいまさら。という気持ちでいっぱいになるような話かもしれませんが、この説明の中でもされているのですが、意外と組織全体に公開してしまっている情報があるんですよね。このビデオではその点を強調し、アクセス権の見直しを薦める内容が多くを占めていました。

確認方法として Purview を利用するような方法がアナウンスされていましたが、一番手はサイトのアクセス権のチェック、そして検索にヒットするかどうかを見るようにという感じでこの手の内容はやはり人海戦術になるというイメージが植えつけられるような内容になっていました。

Microsoft 365 Copilot は Bing Chat と同様に入力された内容を元に自組織内の情報を検索に行くという流れがあるため、アクセス権をパブリック設定などにしているとその内容も返答対象となってしまうのですよね。

そのため特に機密系の情報についてアクセス権を制御してあることを再度確認したほうが良いということを啓もうしている形です。

そして、ライセンス。

Copilot を利用する前提として、 Microsoft 365 Enterprise ライセンスが必要となることがアナウンスされています。

もちろん Copilot もライセンスがあるので、利用には 2 つのライセンスが必要ということですね。

そのほかにも前提条件がいくつかあり、それらは以下の Learn にまとめられています。

https://learn.microsoft.com/en-us/microsoft-365/admin/copilot/m365-copilot-setup?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

意外だったのは Loop にも Copilot があるということでしょうか。これは気が付かなかったです。

なお、 Microsoft 365 Apps は現在のチャネルもしくは月次エンタープライズチャネルとなっている必要があるとのこと。これも組織利用では半期などになっているケースが考えられるので、チェックが必要かもしれませんね。

このような形で様々な変更が必要なので、利用できるようになる前にチェックしておくように。という流れでのアナウンスとなっています。

利用を想定している人は準備を始めていきましょう!

音楽:TALLY HO!