Internet Explorer 11 の EOS まであと 2 か月程度となっていますが、 Edge などのモダンブラウザーへの置き換えは進んでいますか?
大規模な組織では Intune などで強制的にブラウザーの変更を行うことができますが、小規模組織ではそんなことに時間やコストをかけている場合ではない。ということで後回しになっていることが多いのではないでしょうか。
そこで今回は Microsoft 365 の機能を使ってアラートを送る方法を見ていきたいと思います。
アラートを送るというのは、 Microsoft 365 管理センターから Edge の利用方法をメール送付する方法となります。
早速方法を見ていきましょう。
まず以下のアドレスから Microsoft 365 管理センターに入ります。
セットアップ - Microsoft Edge を使用して、高速で安全なブラウジングを行うという画面が表示されます。
ここで開始ボタンを押していきましょう。
https://admin.microsoft.com/#/featureexplorer/apps/EdgeBrowserPromotion
開始ボタンを押すとリンクや手順やメールを送付する対象を選択する画面がダイアログ形式で表示されます。
必要に応じて手順だけを送付したり、ダウンロードサイトへのリンクを送るといったことが可能です。
また、グループあてにメール送付も可能なため、一回の送付で全員に通知するということもできそうですね。
チェックボックスを選択してプレビューを押すと、以下のようにどのようなメールが送られるか見ることができます。
プレビュー上は英語になっていますね。以下は全部のチェックを入れた状態です。
ユーザーを選択してメール送付してみたところです。
送信完了まで若干時間がかかりましたが、完了後にどこに送られたか表示されるのが分かりやすいですね。
メールは ms-noreply@microsoft.com からの送信となっています。
Microsoft からのメールはこのアドレスから送られることが多いので、受信をブロックしないように気を付けましょう。
送信されてたメールは日本語でした。(ユーザーの言語ごとにメール内容が変わるのかなどはチェックできていませんが、そうであってほしいなぁ)
Internet Explorer 11 はなくなっても Edge の IE モードがあり、スクリプトからの操作も動作できるように仕様変更が入ったので、大きな混乱はなく EOS を迎えることができそうではありますが、操作方法の周知などユーザーに向けて行えることは多々あります。
残りの時間をうまく活用して混乱なく移行していきたいですね!
音楽:収穫祭