Ignite 2020 で発表された内容を覚えていますでしょうか。この時、 Android 向けに Walkie Talkie アプリを実装するというアナウンスがなされたのですが、それから 1 年半が経過し、ようやく iOS にも同様のアプリが展開できるようになったようです。
たしか Fastline Worker 向けの機能として提供するとしていたこの機能ですが、このタイミングで利用で利用できるようになるとは思いませんでした。
当時から考えると、 Teams は大きく役割を前進させていた時期なので、優先度が下がっていたのかもしれませんね。
というわけでトランシーバーの役割となる Walkie Talkie ですが、初期状態では導入することはできません。 Teams 管理センターに入り設定する必要があります。
設定の前にまずアプリの一覧から利用できるかどうか見てみましょう。
Teams のアプリのアプリを管理メニューを開きます。ここで walkie と文字を打って検索してみると表示されるのが分かるかと思います。
https://admin.teams.microsoft.com/policies/manage-apps
バージョンは 2022 年 1 月の時点で 0.0.1 となっていました。
この機能が許可済みとなっていることが利用の前提となります。
アイコンはよく特徴をとらえています。トランシーバーっぽいですね笑
利用できることが確認出来たら次はセットアップ ポリシーに移動し、利用させたいユーザーが属すポリシーを選択します。デフォは Global ですね。
ここではピン留めされたアプリの項目にあるアプリの追加ボタンを押します。
インストール済みアプリではないので注意しましょう。
追加ボタンを押すと右側に検索用の画面が表示されます。こちらから先ほどと同じように Walkie で検索していきます。
先ほどのアイコンと同じものが出てきたら、追加ボタンを押しましょう。
追加するアプリの決定にはさらに追加ボタンを押す必要があります。
これでアプリ一覧に表示が移るので、さらに保存ボタンを押してポリシーを確定させましょう。
これで Teams クライアントからアプリの追加ができるようになります。
ただし、設定が伝播するまでに最大 48 時間程度かかるので、少し余裕を持った対応が必要となる旨忘れないようにしましょう。
以下 docs にも記載があるのですが、この機能は Teams の有料ライセンス向けとなっています。無償ライセンスでは使えないものとなるため、 MSA での利用は難しいということになります。 Fastline Worker 向けなのでそういうことですよね笑
音楽:さくらんぼの実る頃