Microsoft 365 の API はここのところ Microsoft Graph へどんどん入れ替わっていますが、サービスの正常性を確認するための API もその対象の一つとなっています。
2021 年 12 月 17 日で旧 API が終了となるため、 Graph API への乗り換えが必要となります。
そこで、 Graph API を簡単に利用できる Graph Explorer を用いてサービスの正常性を確認してみたいと思います。
これを行うには以下にアクセスするところから始まります。
アクセスしたら左側よりサインインを行いましょう。
Graph Explorer を利用したことがない場合、認可をする必要があります。
組織に権限をつける場合は、管理者でサインインしたうえで Consent on behalf of your organization にチェックを入れましょう。
認可を終えるとサインインまで完了しています。先の URL から入った場合、 Run query を押すとサービスの正常性が動くようになっていますが、その左側のテキストボックスに以下の値が入っていない場合は入れて動作させましょう。
https://graph.microsoft.com/v1.0/admin/serviceAnnouncement/healthOverviews
最初に動かしたとき、私の環境では 403 エラーが出てしまいました。
API へのアクセス権限が足りない。ということですね。
これは Modify permissions ( Preview ) タブを開き、 Consent ボタンを押すことで解消することができます。
API へのアクセス許可を与えるボタンですね。
押すと Permissions requested のダイアログが開き、必要な権限をつけることができます。
これでもう一度 Run query を押すとサービスの正常性情報を取得することができました。
今後 Graph API の利用はどんどん増えていくと思います。簡単に Graph API へアクセス可能な Graph Explorer はとても利用頻度が増えると思うので、ぜひこの使い方を覚えておきたいところですね!
音楽:月船