Microsoft 365 は UI が中心となる仕組みであり、 API などを用いたカスタムアプリでのやり取りは一定の制限があります。
Viva Engage もそんな制限がある機能の一つなのですが、一部機能が解禁される方向にあるようです。
それはコミュニティの作成。 Viva Engage のコミュニティは SharePoint のサイトのようなもので、このコミュニティ単位にやり取りを行うイメージになっています。
作成用の API が Graph API の Beta で用意されたのです。
早速どういった動作となるのか、 Graph Explorer で確認してみましょう。
API の詳細は Learn に書かれているので、この内容を一読してからチェックするとよいでしょう。
以下の文を実行すればコミュニティが作成されるという感じですね。
それでは Graph Explorer に移動しサインインまで済ませ、実行を行いましょう。
https://developer.microsoft.com/en-us/graph/graph-explorer/
残念ながら 403 エラーとなってしまいました。これは permission が足りないという状態ですね。
このエラーが出た場合は Graph Explorer 上で permission を付与することができるので、Modify permissions を押して、 Community.ReadWrite.All の Consent を押しましょう。
Permission 要求では 3 つの項目が要求されることが明示されています。
これで状態は完璧です。
Post にしてアクセスを行っていきましょう。今度は成功ですね!
Viva Engage でコミュニティ一覧を見てみると、、、作成に成功していますね!
これが行えるようになったことで、 Viva Engage を構築する前に公式的なコミュニティを立ち上げておくということができるようになったわけですね。
この機能をうまく活用して環境準備を迅速に行っていくことをお薦めします!
音楽:Chaina