Microsoft 365 では売りの一つとして、ビジネス組織の運営に耐えうる監査が行えることが挙げられます。ユーザーの操作やデータのやり取り一つ一つがログとして閲覧できるため、問題発生時に問題をトレースすることができるのです。
そんな Microsoft 365 では日々膨大なログなどのデータが生成されていくのですが、それらを圧縮するためか、 Teams のチャットにおける電磁情報開示のデータから、あまり使われない項目が削除されることになったようです。
削除されるデータは以下の 9 種類。
一般的に変わることがない項目群が省かれるようです。
EmailAddresses
Guid
LegacyExchangeDN
ObjectClass
RecipientDisplayType
RecipientType
RecipientTypeDetails
Sid
SimpleDisplayName
一方、今後も情報として残り続けるのは以下 2 種となっています。
DisplayName
PrimarySmtpAddress
これらがあれば削除された情報も個別にひくことができるというわけでしょうか。
確かに PrimarySmtpAddress があれば取得できそうな情報ばかりです。
このデータ変更は 2020 年 12 月中旬から 2021 年 1 月末にかけて実行されるとのことなので、電子情報開示の検索パラメータにこれらを利用してる場合は修正を行っておくことを忘れないようにしましょう。
音楽:Bad dog