Windows Server 仮想環境のプロダクトキー認証について

WIndowsには、プロダクトキーの変更を行うためのコマンドラインが用意されていることをご存知でしょうか?

例えば新規インストール直後のプロダクトキー入力を飛ばしておき、プロダクトキー適用猶予期間となる数日のうちにキーを入力するようなときに利用します。

コマンド自体はかなり簡単で、以下のように入力することでキーを新しいものに変更することができるのです。

slmgr -ipk 変更したいプロダクトキー

この仕組みの応用となりますが、仮想環境を起動するため、Hyper-VのホストとなっているWindows Server Datacenter Editionにおいて、ライセンスキーから自動アクティベーションを実施してくれる機能が提供されていることをご存知でしょうか?

https://docs.microsoft.com/en-us/windows-server/get-started-19/vm-activation-19

この機能を利用すると、上記ページにあるプロダクトキーをゲストOSに入力することでホストサーバーからのチェックのみでOSがアクティベーションされた状態になるという面白いものとなっています。

コマンドを入力すると、以下のスクリプトメッセージ画面が出力され、プロダクトキーが変更されます。

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上記サイトのキーかつホストOSに対応するOSであった場合はアクティベーションが自動的に完了します。

利用可能なホストサーバーは、Windows Server 2012 R2からなのですが、それぞれのホストに対応したゲストを利用する場合は、この機能を利用すると効率的にサーバーを用意することができるので、一度試してみてください。

データセンターエディションが対象になっていますが、おそらく仮想上のOSはライセンスが無償となることに起因した機能なのかと思います。

音楽:New Moon