Bing InsierになってVisual Searchを体験してみました

先日応募してみたBing Insiderですが、まだ募集が緩いのか、うまく滑り込むことができました。

登録が完了すると以下のようなメールが来てくれます。

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このメールが来たら以下のURLからリリース前のBing機能を試すことができます。

https://www.bing.com/insider

早速この画面にVisual Searchという項目が出ていたので使ってみましょう。

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Get Startedを押すと、サンプルの画面に移動します。
サンプル画面では、左側にちょっとした集合写真が表示されていました。
右側を見ると、その写真の一部を切り取って、類似画像が表示されていました。

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Googleにも同様の機能はありますが、単純な類似画像の検索となっていて、Bing Insiderでは写真の一部で類似を探せるのが新しい感じです。

使い道としては以下のような感じでしょうか。

先ず日本を検索して、、、

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富士山と塔が出てきました。そのまま見ると同じような風景が複数出てきます。

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ここで富士山だけをピックアップしてみると、、、

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なんと富士山が類似画像として表示されます。
さすがに山だけの写真なので富士山ではない山もでてきますが、富士山もたくさん出てきます。
これぞ類似って感じですね。

おそらく、AzureにあるComputer Vision APIの実装なのかと思いますが、検索機能でここまで手軽に使えてしまうのはAIのとてもわかりやすい活用事例としてもわかりやすくてよいですね。

Computer Visionについては以下に詳しく書いてありますので、カスタマイズしてみたいとおもったら参照してみてください。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/cognitive-services/computer-vision/?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

しかしながらBing Insider、単なる検索の高度化を見ていくものかと思っていたら、Azureにもつながっていくだけの広さがありました。

これぞマイクロソフトという感じで、コンテンツとして面白く仕上がっていきそうです。

Insiderはまだまだ募集しているようなので、気になった方はぜひ一度利用を検討してみてはいかがでしょうか。

音楽:EPISTLE

Bing Insider登録を行ってみました

今週もWindows Insiderでは、20H1のバージョンアップがなされています。

バージョンはBuild 19008に上がりました。
が、今回はバグフィックスだけとなっており、さらに個別アップグレードも試験対象となったようで、19008.1000が配布されていきました。

というわけで、機能増強の話がないので今回はBing Insiderの登録方法についてみていきたいと思います。

Bing InsiderはWindows Insiderでも現在推されているものなのですが、検索エンジンのBingが今後どういった方向に機能増強されていくのかといったことを早い段階で見ていくことができるようになります。

今のところ抽選運用となっているようですが、うまくいけばInsiderになれるのでぜひ試してみてください。

まずは以下のサイトに移動し、登録を始めていきましょう。

https://www.bing.com/insider/?FORM=BIWIBL

基本は英語なのですが、Chromium版 Edgeを利用しておけば翻訳することができます。
Chromeでは以下のように翻訳ができなかったので、これだけでもChromium版 Edgeを利用する意味がありますね。
Registerというボタンが表示されるので押しましょう。

Chromeでは翻訳に失敗しました】

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Chromium版 Edgeでは翻訳ができました】

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MSAでのログインを促されます。会社アカウントではうまくいかなかったので、注意が必要かもしれません。

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ログイン出来たら登録を進めていきましょう。
右矢印を押して進んでいきます。

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質問がいくつか続くのでそれぞれ答えていきましょう。
最初の方はそんなに難しい内容ではありません。
まずは検索を毎月どれくらい利用しているか。です。
私がエンジニアだからか、検索は毎日数十回は行っているので数値が少ないように見えたのですが、一般的にはこんなものなのでしょうか汗

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続いてどの程度の割合でBing検索を利用するか。を入力していきます。

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続いてBingを推薦するとしたらどれくらい推薦したいか。ですね。

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ここまで入力したところで規約への同意です。
一緒に名前とメールを入力する欄がありますので確認の上入力していきましょう。

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続いて記述式の項目が。
どうしてBing Insider Programに参加したいのかを簡潔にのべてほしい。という内容になります。簡単に。となっていたのですが、すごく広いエリアになっています笑

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次はパーソナルデータです。
最近のマイクロソフトはABパターンテストが好きなので、そいういったテストの際の反応について区分けるためでしょうか。
面白いのは年齢ですね。日本とは違って10年区切りではない形でした。

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そして、よく検索する内容にチェックを入れていきます。

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一番下に利用するロケーションが記されています。これもわすれず答えましょう。
珍しく、USかText入力の選択式となっています。
下の図のようにUSを選んだままText側に入力するなどしない様に気を付けましょう笑

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Bingを利用するモバイルPhoneのOSを記します。
Windows Phoneが選択肢にあるのが哀愁を誘います、、、、(開発は2017年で終了しています)

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最後にBingをどうやって利用しているかを入力します。
アプリを使っているのか、Cortana経由なのか、ブラウザなのかですね。

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Bing Appと聞いてピンとこなかったのですが、iOS版は日本市場には出てきていないようで、検索に引っかかりませんでした。汗

Android版は日本語でも使えそうですね。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.microsoft.bing&hl=ja

https://apps.apple.com/us/app/microsoft-bing-search/id345323231

これで入力は終了です。
1から2週間後にメールが届くようなので、楽しみに待っていたいと思います。

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音楽:ARASHI

Office365 Teamsでライセンスのない社内メール保有ユーザーがTeamsを利用できるようになるようです

Microsoft Teamsは企業内全体で利用することで最大の価値を発揮しますが、Office365を導入中であったりすると、クラウド上にまだユーザーができておらず、Teamsが利用できないといった状態が発生するケースがあります。

例えば部門ごとに導入をすすめていくようなケースで、1年の月日をかけて利用を増やしていくようなケースであれば、最初のユーザーと最後のユーザーで、効率的なツールを使えるタイミングが1年もずれてしまうこととなります。

そういった状態を解消するべく、Teamsがセルフサービスサインアップの機能とTeamsが連動し、利用できるようになるようです。

https://docs.microsoft.com/en-us/azure/active-directory/users-groups-roles/directory-self-service-signup?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

上記によると、自分のメールアドレスでログインできない状態であっても、メールアドレスをキーとしたユーザー作成が行える状態である場合(セルフサービスサインアップ)、Teamsのライセンスがなくてもフリー版のTeamsユーザーとして登録されます。

セルフサービスサインアップではメールアドレスをキーとするため、自社のメールアドレスを持っているユーザーはだれでもTeamsユーザーになれ、かつ社内のリソースへアクセスする権利を持つ形になるのかと思います。

自社メールアドレスを不特定に提供しているケースは多くないかもしれませんが、そういったケースでは意図しないリソースアクセスができる状態になる可能性もありますね。

Azure AD PowerShellで以下コマンドを実行することで、この機能をオフにすることができます。(厳密にはセルフサービスサインアップをオフにする形となります。)

Set-MsolCompanySettings -AllowEmailVerifiedUsers $false

2019年11月中旬から2019年12月初旬にかけてこの機能が搭載されるようなので、上記が問題となりそうな場合はPowerShellを使ってこの機能をオフにしておきたいですね。

音楽:Fly up in the air

Office365 グループの有効期限ポリシーのGAがアナウンスされていました

ちょうど昨日記載したTeamsの自動削除の延長ですが、その機能の前提となるOffice365 グループの有効期限ポリシーがGAされたことがアナウンスされていました。

【Teamsの自動削除について】

http://mitomoha.hatenablog.com/entry/2019/10/28/000728

このGAアナウンスを見てみると、どういった動きになるのか図入りで詳しく解説されているのでお勧めです。

https://techcommunity.microsoft.com/t5/Office-365-Blog/User-Activity-based-Expiration-Policy-for-Office-365-groups-is/ba-p/942877

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先日のTeamsのほか、AzureADとしての記載は以下に。

https://docs.microsoft.com/en-us/azure/active-directory/users-groups-roles/groups-lifecycle?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

また、Office365グループとしての記載は以下。という形でそれぞれの角度から示してくれています。

https://docs.microsoft.com/en-us/office365/admin/create-groups/office-365-groups-expiration-policy?view=o365-worldwide?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

有効期限切れのアナウンスがメールで管理者にのみ来るという案内や以下のケースが自動更新の対象となるなど、有効期限を使うための情報がたんまりと記されています。

SharePoint:ファイルの表示、編集、ダウンロード、移動、共有、アップロード
Outlook:グループへの参加、グループメッセージの閲覧および送付、メッセージへのいいね付与
Teams:チャネルにアクセスする

自動削除機能を利用する際は一度目を通しておくとよいかと思います。

音楽:Paradiso

Office365 Teamsチームの自動削除が自動延長に対応したようです

2019年8月に利用できるようになったOffice365グループの自動削除により、Teamsチームの削除運用を自動化できるようポリシーを付けることができるようになったのですが、チームの管理者は期限がくるごとに削除が行われないように期限を延ばす必要がありました。

http://mitomoha.hatenablog.com/entry/2019/08/04/134954

これが、今後は期限を明示的に延長しなくてもチャネルにアクセスすることで自動延長をかけることができるようになります。

ちなみに8月の時点ではP1かP2かわからなかったのですが、現在は以下のURLで見て取れるようにP1以上であれば使えるようですね。

https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/active-directory/

【左からP1、P2です。グループの有効期限が該当のものとなります。】

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以下に自動延長のことが書いてるのですが、いつ頃提供されるのかまでは書かれていないませんね。

https://docs.microsoft.com/en-us/MicrosoftTeams/team-expiration-renewal?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

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この機能が使えるようになると、使われていないチームをどんどんなくしていくこともでき、プロジェクトとして活用されていたチームはプロジェクト終了後に自動的にたたむことができるようになりますね。
Office365 グループは削除すると30日以内ならExchange管理センターから復活できるので、その対象となるのであればかなり有用ですね。

Microsoft 365を契約していればライセンス的には問題なくなるので、Microsoft 365を利用されている方はぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。

音楽:SUBARU

Office365 SharePoint Onlineの自動送信メールのドメインが変更となるようです

Office365ではユーザーからの情報以外は基本的にメールでいろいろな通知を送ってきてくれます。
特にSharePoint Onlineでは、共有を行った際やページにコメントが付いた時などにリマインドしてくれるのですが、今まではこのリマインドがno-reply@sharepointonline.comというアドレス一本となっていました。

これが、2019年12月より一部の通知について、Fromアドレスをno-reply-sharepointonline@contoso.onmicrosoft.comという自テナントからのメールとして送付されるように変更となるようです。

変更となる通知はページのいいね、共有リンク通知、リマインダー、OneDriveドキュメントとSharePointページのコメントおよびコメント返信などが対象となるようで、すべてのメールというわけではないようですね。

Exchange管理センターのメッセージ追跡で確認してみたところ、Office365グループ関連のメールはonmicrosoft.comからのメールとして届くようになっているのですが、私のテナントではまだSharePoint系のメールはsharepointonline.comからのメールとなっていました。

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通常の使い方ではアドレス変更を意識する必要は少ないのですが、自社でMTAを運用されているケースなどで受信できるメールを絞っているようなケースでは注意が必要になるかもしれません。

上記のようなケースでは11月中に送受信経路について問題がないか、確認しておくことをお勧めします。

音楽:シロ

Office365 Teamsにクロス投稿機能が追加されました

Teamsといえば、プロジェクトごとにチームを立ち上げ、それぞれのチームごとにやり取りを進めるというのが通常の利用方法となりますが、この使い方に風穴を開けるようにクロス投稿機能が追加されていました。

クロス投稿とは、複数のチャネルに対して会話の投稿を行うことができる機能となります。使い方は簡単なのでどんどん使っていけそうな機能なのですが、以下に紹介させていただきたいと思います。

まずは投稿したいチャネルの会話を開きます。最初の一つ目の選択となりますが、主従といった考え方は無いので、気張らずに選びましょう。

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続いて左下の書式ボタンを押します。Aのマークの奴ですね。
開けたらフォントサイズなどの書式バーの上を見てください。
複数のチャネルの投稿というボタンが追加されていました!

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このボタンを押すとチャネルを選択するボタンが出てきます。
メールの宛先追加のようなインターフェースですね。

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チャネルを選択するボタンを押すとチーム一覧が表示されます。
チームを押すとチャネル一覧が出るので選んでいきましょう。
ここでは非表示チームなどもすべてでてくるので、この辺りはチーム一覧と同じ表記になってほしい感じですね。

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選択すると投稿先にアイコンが増えます。
ますますOutlookみたいですね。

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ちなみに、よーくみると、添付ファイルを投稿するボタンが消えています。
先に添付してから投稿しようとすると、投稿できなかったりするので注意が必要です。

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気を取り直して投稿ボタンを押すと複数投稿が行えました。

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投稿先として選んだチャネルにも同じ投稿が表示されています。
よく見ると、投稿者の後ろ側にリンクっぽいマークがついていますね。

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クロス投稿した内容は残念ながら編集ができません。
この時点では両方の内容を一緒にしておきたいというイメージが伝わってきます。
内容を間違えた場合は一度削除してから投稿しなおしてほしいとのことのようです。

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そこで削除を押してみました。
するとすべてのチャネルから消すかどうかを聞かれました。
このチェックを外すと削除したチャネルのみ削除される形になります。
*消した後も編集は行うことができませんでした。

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削除した場合は削除された旨が表示されるのが一般的ですが、、、

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一緒に消した場合は削除した旨の表記がなされなくなるようです。

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先に返信がなされているとどうなるのでしょうか。

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返信要素のないチャネルで削除してみました。

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すると今度はスレッドトップだけが削除され、子は残ったままとなりました。
これは通常の投稿と同じ動作ですね。

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子要素は複数投稿できない代わりに編集は行えるようです。
主スレッドの作成を複数に行えるという機能になるみたいですね。

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この機能を利用することで、通知通達が行いやすくなりそうですね。
正直、この機能があればよくあるポータルの新着情報などは不要となりそうです。
ポータルを見て必要となりそうな情報を複数宛に共有する。というシナリオで大活躍しそうですね。
かなり使い勝手がよさそうなこの機能ですが、2019年10月末までには全テナントに行き渡るようなので、すぐに使うことができそうです。(ただし最初はPC、Webアプリからの実装のようでスマホアプリからはまだ利用できませんでした。)
利用できるようになったらぜひ試してみたいですね。

音楽:ラクエン