Windows10 Windows Defenderエンジンを更新しましょう

Windows Defenderのエンジン、Microsoft Malware Protection Engineに緊急の問題が見つかっています。サードパーティ製のマルウェア対策ソフトを入れていない場合、至急Windows Updateを行うようにしてください。

影響範囲は以下となります。

 この、Microsoft Malware Protection Engineのバージョンが1.1.13701.0以前の場合、問題に直面します。
問題の詳細は以下に記載がありますが、要するにリモートでアプリを動作させることができちゃう系のとても危険なものです。(ただし、悪用される可能性は高くないとのこと)

マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 4022344

バージョンの確認方法(Windows10のDefenderの場合)を載せておきますので、Windows Update後に念のため確認しておきましょう。

【設定画面から更新とセキュリティを選択します】

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Windows Defenderを開き、バージョン情報のエンジンのバージョンをチェック!】

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Insider PreviewのBuild 16188のバージョンは1.1.13802.0と問題のあるものよりも新しいバージョンとなっていました。

コンピューターを利用する上では、セキュリティ問題の発生は必然的に起こります。
それに対してスピード感をもって対処する必要があるのですが、Windows Updateなどを利用し、最新のバージョンを適用していくことで防げるケースは非常に多いです。

これを機にOSだけでなく、その他ソフトウェアも更新をかけるよう心掛けてみてはいかがでしょうか。

音楽:アスラ実体化

Windows10 Build 1507の終了

Creators Update発表時にサポートが終了したと思っていたのですが、実はWindows10 Build 1507(TH1)のサポートが、本日2017年5月9日をもって切れることとなりました。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4015562/windows-10-version-1507-will-no-longer-receive-security-updates

これ以降は2015 LTSB以外のBuild 1507はセキュリティアップデートが行われずに利用するのが危険な状態になってきます。

正直、Creators Updateの機能なんか使わない。なんて人もデジタルトランスフォーメーションの波に飲まれないように時代にあった革新技術を享受していく方向に舵を切ったほうが良いと思います。

危機回避のために排気量は大きいほうがよい車のように、機能を十分に搭載した最新のWindows10を利用するっていうのはよい選択肢だではないでしょうか。

音楽:SURELY SOMEDAY

Windows10 Windows Defender Application Guard for Edgeの有効化

Windows Defender Application Guard(WDAG)を動作させるため、いろいろと動かしてみました。
利用できるところまでに持っていくには幾段かの手順が必要でした。
また、安定度はまだまだ発展途上で起動後に何度かハングアップを繰り返す形でしたのでぜひ本リリースまでには安定感を増してくれるとありがたい!

それでは以下、設定方法となります。

【アクションセンター】

すべての設定を開きます。

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【設定】

アプリを選択します。

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【アプリ】

プログラムと機能を押下します。

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【プログラムと機能】

Windows の機能の有効化または無効化を押下します。

コントロールパネルをWin+Xで開けなくなった今、設定にまとめられた機能は頭に叩き込んでおいてもよいかと思います。

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Windowsの機能】

Windows Defender Application Guardにチェックを入れOKを押して有効化します。

 

 

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 【再起動】

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 再起動が完了するとEdgeに「新しいApplication Guardウィンドウ」が表示されるようになります。

【Edgeメニュー】

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バックグラウンドで以下画面が表示され、起動が始まります。 
体感ですが、起動に30秒ほど掛かりました。

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WDAGでEdgeが起動しました。

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アイコンは中央の盾のついたEdgeマークとなります。

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タスクマネージャーではWindows Defender Application Guard Manager経由で動いていることがわかります。

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おそらくWDAGのメモリ管理プロセスとなる「Vmmem」。
初期で1GBほど利用するので、この機能を利用する場合はメモリをたくさん積んでいる必要がありそうです。
なお、Windows 10 Enterpriseエディションのみの機能となることもお忘れなきよう。

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音楽:未完成ラブストーリー

Windows 10 Build 16188リリース

Windows 10のInsider Preview、Build16188がリリースされました。
今回はかなり更新が加わっています。
まずは簡単なところから。

Insider Programのアイコン変更

Windows Insider Programのアイコンが、人の形から猫に変化しています。
公式にはNinjaCAT(Insider Program公式キャラクター?)であるとの記述が。
Windows10のフォントにはNinjaCATを表示するためのフォントが入っていたりします。

Windowsの設定画面:Creators Update】

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Windowsの設定画面:Build 16188】

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Cortanaの設定位置の変更

Cortanaの設定位置が「設定」画面に移動しています。
内容に変化はないので、Cortanaボタンから行くか、設定から行くか、どちらでも好きなほうから移動することができます。 

Windowsの設定画面:Creators Update】

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Windowsの設定画面:Build16188】

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【旧設定ボタンも同じ画面に遷移します】

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【Cortana設定画面:内容は引き継いでいますね】

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EdgeでPDFの編集が行えるようになりました。
Ink活用の一端ですね。
ちなみに、二本指でスクロールかけたところ、直線を引くことができました。
マウスでも同様の動作になるのでしょうか。
また、保存も行えます。もちろんPDFのまま保存されます。

 

【Edge PDF Editボタン】

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【Edge PDF Editor】

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大鏡の更新

大鏡の機能が大幅に更新されていました。
大鏡をショートカットで起動できるように。
「Win」+「+」ボタンですぐに起動できます。
この機能は意外と利用どころがある気がします。
拡大される際もシームレスにズームされるので、プレゼン時などに使えるかと。

【拡大鏡

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【拡大鏡のショートカット一覧】

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ほかにもWindows Defender Application GuardにEdgeが対応しているなどあるのですが、続きはまた今度で。

音楽:3tops

Windows マップの3D表示

Windows 10 Creators UpdateではWindowsマップも更新されています。
視覚デザインの更新は結構衝撃的だったので紹介しておきます。

Windows マップの新機能】

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Aniversary Update時は3Dマップがかっこよかったのですが、今回は通常マップの3D表示。
富士山を検索した画像がこちら。
もちろん、マップにInkで書き込みも行えます。

【富士山】

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【Inkは手書きで書き込むことが可能】

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【画面に沿って展開されます】

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【品川駅周辺の高低差も見て取れます】

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残念ながら一部の地名などでは回転させた際に文字が下を向くような機能が付いていないのですが、この等高線を用いた3D感は感動ですね。

コンシューマ向けの機能ですが、うまくビジネス向けに応用できませんかねぇ、、、

音楽:虎元気

gmailの連携強化が提供されていました

先日の投稿で、数日内には更新されるとしていたInsider Programでのgmailの強化機能ですが、私のアカウントにも配布されるようになっていました。

【連携強化の画面】

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連携方法としては、Windows10 メールを起動するだけ。
起動時の画面で更新の案内が表示されます。

なお、このタイミングでgoogleに再度ログインを要求されました。
トークンが切れたのか、ほかの理由なのかは定かではありません。

google側へのログインは再度必要に】

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また、許可リクエスト元が今回はOutlookになっています。

前回、メールを設定するための許可リクエスト元はWindowsでした。
また、許可する範囲も広がっており、Googleドライブ、メールアドレス以外のプロファイルまで要求するようです。
まあ関連情報などを見つけるのが強化された内容ですから、パーソナルプロファイルは必要ですよね。

【今回の許可内容】

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ここで許可を行うことで作業完了。
ものの5分で設定は完了です。

【完了】

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ただ、即時動作ではないようで、受信トレイに優先受信トレイのようなタグはありませんでした。

Outlook.comの場合は優先トレイがある】

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gmailではまだ表示されない】

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Microsoft のクラウドに Google アカウントを同期する - Outlook for Mac

上記URLによると、そのうちに同期がかかり動作するのだと思いますが気長に待ってみましょう!

音楽:Run

SharePoint Add-inについて

久々にSharePointアプリの開発情報をあさっていたら以下のサイトにたどり着きました。
SharePointでの開発要素について簡潔にかつ分かりやすく記載されています。

SharePoint Add-ins

私も認識がなかったのですが、現在のSharePointアプリ(SharePointアドイン)では、SharePointサーバー内でのアドインが禁止となったようです。
つまり、カスタムWebパーツ、カスタム列が利用できなくなったように見受けられます。
また、このサイトには作成したアドインがどこの画面でどのように見えるか記載があります。
このレベルで記載があると非常にわかりやすいですね。

【アドインの配置位置(転載)】

https://i-msdn.sec.s-msft.com/dynimg/IC798836.jpg https://i-msdn.sec.s-msft.com/dynimg/IC798837.jpg https://i-msdn.sec.s-msft.com/dynimg/IC798838.jpg

おそらくOffice365とSharePoint Onlineが台頭してきたときに変わったのだと思いますが、ホストとゲストをサーバーレベルで分ける必要がある考え方はよりセキュアにしていくために必須だったのでしょうね。
サーバーサイドでの動作はWSS3.0のころに確立していたので、一昔前の考え方であると。
一つの世代が移り行いた感がありますが、この方式覚えていかないとなりませんね。

 音楽:War Ship