Microsoft 365 Exchange メールドメインの許可・拒否アドレスに IPv6 が利用できるようになります

2024 年 10 月以降、 Microsoft 365 のメールドメイン・ IP アドレスの利用許可・禁止リストにおいてリストで IPv6 を許可できるようになることが決まったようです。

実際は許可リストを使うことはほとんどなく、スパムと分かっているケースやテストテナントで拒否を行うということくらいしかない気もしますが、使い方を覚えておくと活動の幅を広げられるかもしれません。

以下の Learn を見るとこのリストの使い方がわかります。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/defender-office-365/tenant-allow-block-list-ip-addresses-configure?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

実際今はどのような動作になるか試してみたのですが、まだ IPv6 は入力を受け付けないようでした。以下の URL より新規でリストを作成し、入力してみたところ、有効なデータ形式ではないということではじかれてしまいました。利用にはもう少し時間が必要となるようです。

https://security.microsoft.com/tenantAllowBlockList?viewid=SpoofItem


この機能自体はあまり活用する機会はないかもしれませんが、 IPv6 の利用に積極的となってきたことは意義が大いにあると思います。

これはすなわち IPv4 の終わりが近いということなので、、、

まだまだ組織内は IPv4 というケースも多いと思うのですが、そろそろ IPv6 のルーティングなども覚えておく必要が出てくるかもしれませんね。

音楽:ネグリジェ・メリージェーン