Microsoft 365 SharePoint Online ゲストの取り扱い方法が変更となっています

Microsoft 365 管理センターを確認していたところ、 SharePoint 招待マネージャーが EOS となっており、匿名ユーザーにファイル共有を行う際に、サインインを強要する設定が行えなくなったようです。

ちょっとわかりにくいのですが、もともと SharePoint Online には外部の方との共有は 3 種類程度方法が用意されていました。

1 つ目は誰でもよいからアクセスさせるケース。サインインをせずにアクセスするケースです。

2 つ目は誰でもよいのですが、サインインしたユーザーはアクセスできるというケース。これは MSA や別のテナントのアカウントを持っているときに動作するものでした。

3 つ目はアクセス者のメールアドレスを指定しておき、そのユーザーを指定するケースですね。

このうち、 2 つ目の手法が使えなくなったということでした。

もともとこの設定は以下のサイトで 「新規および既存のゲスト」を選んだ時に誰もがアクセスできるようになっていたのです。

_layouts/15/online/AdminHome.aspx#/sharing

現在はこの設定を選んだ場合、共有時に選択したゲストユーザーにのみアクセス許可が与えられるようになっています。

この設定画面で「選択したユーザー」を選んでゲストのメールアドレスを入力した場合ということですね。

完全なるゲストに対してサインインを促すのは監査目的くらいしかないのですが、だれでもアクセスできるなら監査の意味はないので機能をオミットしたのかと思われます。こういったケースもあるんだな程度の話ですが、この変更はちょっと意識して覚えておくとよいかもしれません。

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